突然だが、お菓子やスイーツといえばみなさんはどのメーカーを思い浮かべるだろうか?
ポテトチップスが好きならカルビーや湖池屋、お煎餅が好きなら亀田製菓、ケーキを買う際は不二家やシャトレーゼ……など、お菓子メーカーはたくさん世にある。
もちろん購入の際にいちいち気にせず手に取る方も多いのではないだろうか。どれもこれもおいしいため、優劣つけたり、一つにしぼるのは無理だという声もあるだろう。
そんな中、わたしは名前を出すなら一番に「ロッテ」をあげる。
千葉ロッテとお菓子の関係性、知ってますか?
……私事で大変申し訳ないのだが、わたしはプロ野球の球団「千葉ロッテマリーンズ」を熱烈に応援していることもあり、ロッテのお菓子が好きで好きでたまらない。
ロッテのお菓子は千葉ロッテマリーンズのファンにとっては特殊な意味をもつ。ファンにとっては両者の相関性は周知のことだが、「ZOZOマリンスタジアムは行ったことない」「そもそも野球興味ないよ」といった人には知られていないことも多いかもしれない。
そこで今回、ロッテマリーンズのファンの目線でロッテのお菓子について語りたい。
この記事で伝えたいことは、みなさまにロッテの商品を改めて手に取っていただきたいということと共に、千葉ロッテマリーンズに関する豆知識も加え少しでも興味を持っていただきたいということ。
そして1人でもスーパーやコンビニで商品を購入していただけたらライター冥利に尽きるのである。
7回裏を盛り上げる「チャンスくん」
ロッテは甘いお菓子にアイス、ガムやビスケットなど多岐に渡る製品を世に送り出している。
定番のお菓子なら「コアラのマーチ」、「トッポ」、「パイの実」。アイスなら「雪見だいふく」、「爽」、「クーリッシュ」。はたまたガムであれば「キシリトールガム」や「BLACK BLACK」など。
ここで名前を挙げたものは一部に過ぎないが、誰もが一度は口にしたことがあるのではないだろうか。
有名な俳優やタレントなどをコマーシャルに起用していることもあり、老若男女問わず幅広く消費者へのアピールも行っている。
全ての商品をピックアップしていくとおそらく大変長くなってしまうと思われるので、今回はお菓子の中でもほんの一部のみに絞って紹介していくことをご理解願いたい。
まずは「コアラのマーチ」。
六角形の筒状のパッケージには親子と思わしきコアラが描かれている。
ピリピリと矢印に沿って箱を開くと、占いやおみくじがデザインされており、こちらは底のパッケージと繋がる仕組みになる。
大人気ないなと思いつつもついつい底まで見てしまうわたしのような方も多いであろう。
一口で食べることができるビスケットには甘いチョコレートが入っており、いくつでも食べられそうな気分になる。
チョコレートフレーバーだけでなくストロベリーやバター風味、便利な個包装パックも販売されている。
「コアラのマーチ」の1番の魅力はやはりビスケットに描かれているデザインだろう。
ロッテの公式ホームページによるとこの柄は365種類存在するとのこと。
毎回絵柄を見てから食べるのが癖になっているわたしはどのコアラも可愛く見え、時にはシュールな柄のコアラに思わず笑みが溢れることも。
また、千葉ロッテマリーンズの選手は誕生日にロッテのお菓子の詰め合わせがプレゼントされたり、入団会見では全員がコアラのマーチを手に取りマスコミの前に立つのが恒例だ。
小さな子供から大人まで、目で見てそして舌で味わうことができる「コアラのマーチ」はロッテの"王道"と言っても良いだろう。
誕生月に観戦すると「パイの実」がもらえる
続いては「パイの実」。
こちらも誰もが知るお菓子であると言っても過言ではないのではないか。
パイの実とともに可愛らしいリスも描かれている箱を開け、ビニールを丸い点線に合わせて切ると(思うように切れないことが多いが…)すぐにつまみたくなるパイが登場する。
封を開けただけで甘い香りがするサクサクのパイには甘いチョコレートが詰まっており、まるであっという間に1箱食べ終わってしまう魔法がかかっているかのように食べ進めることができる。
そして、よく見ると「実」ではなく「美」なのはパッケージの裏側だけでなのである
ちなみに「パイの実」は64層のパイ生地を重ねて作られている。 あのサクサク感、そしてチョコレートとの相性は計算し尽くされたものなのだ。
また、千葉ロッテマリーンズの入団会見では「パイの実」が64層の生地から作られていることが球場のアナウンス担当・谷保恵美さんから伝えられ、盛り上がりを見せることも恒例となっている。
スタジアムのゲートにはお菓子の名前
最後は「トッポ」を紹介したい。
「最後までチョコたっぷり」というセリフでも有名である。
実際に端から端までチョコレートが詰まっており、なおかつ持ち手がクッキーになっていることから体温でチョコレートが溶けることもなく最後まで美味しくいただける。
フレーバーはチョコレートだけでなく他にも豊富に揃えており、期間限定で発売されるトッポも選ぶ楽しさを与えてくれる。
ちなみに2019年よりZOZOマリンスタジアムの入場ゲートはロッテの商品名をゲート名として使用している。
おなじみの商品ロゴが各ゲートに装飾され、入場場所によって商品名が変わるのも楽しみの1つ。
「今日はトッポゲートだね」、「キシリトールゲート前で待ち合わせね」などといった他の球場にはない呼び名が可愛らしい。
コロナ禍以前は新入団選手がロッテの工場見学を行っていたり、会見では大きなパイの実のモニュメントを掲げるなど、新人選手は千葉ロッテマリーンズらしさ全開でプロ野球選手生命の幕を開ける。
今回ここでご紹介したロッテの商品はほんの一部。
ぜひおうちでのおやつタイムに、おでかけのお供に、もちろん野球観戦の際にもロッテのお菓子を食べていただきたい。
ロッテのお菓子を食べながら
昨年の千葉ロッテをふりかえってみよう
2022年は「頂点を、つかむ。」をスローガンに掲げ戦ってきた鴎の戦士たち。
しかしながら結果はパリーグ5位という結果でシーズンは幕を閉じた。
特に昨年は混戦と言われていたパリーグで上位争いに食い込むことが出来なかった。
さらにパリーグは公式戦の最終日まで優勝チームがわからないという異例のシーズンだったのにも関わらず、チャンスを物に出来ず残念な形となった。
段々と結果が見えてきた後半は借金が無くなればそれだけで喜び、1つでも貯金ができたらそれはもうSNSは大盛り上がり。
残念なことに7月を最後にAクラスへ戻ることは出来なかったが、昨年春には多くの人が一度は目にしたであろう明るい話題もあった。
佐々木朗希選手(当時20歳)、松川虎生選手(同18歳)のバッテリーによる完全試合達成だ。
当日は現地には行けずネットでの生配信を見ていたわたしだが、回が増すごとに「もしかして…」と緊張でソワソワしていたことは忘れられない。
対する相手はのちに日本一となるオリックス・バファローズ。 9回表、オリックスは全員を代打としてバッターボックスへ送ってきた。
普段なら緊張することもないような平凡な内野ゴロに対し、内野陣が「新卒ルーキーか?」と思うほどガチガチに緊張した守りで佐々木を援護していたことも、今となれば笑い話だ。
一喜一憂してばかりの年だったかもしれないが、最後までプレイで楽しませてくれた千葉ロッテ。
シーズン終了後には監督をはじめかなりの人事異動が行われた。
先日まで行われていたWBCでも投手コーチを務め選手を世界一へと導いた吉井理人が新監督へと就任。 前監督とは雰囲気や考え方も異なる吉井監督に、新しい風を吹かせてくれることを期待しているロッテファンも多いのではないだろうか。
心機一転、新しい千葉ロッテが見られることに期待をし、来シーズンこそはリーグ優勝、そして日本一へ連れて行ってくれると願い、ファンはただ春の開幕を待つだけだ。
新海 優(Yu Shinkai)
WEBライターをしております。
千葉県生まれ、千葉県育ち。
千葉ロッテと女性アイドルの応援が趣味。
推しメンのためならどこまでも!
最近は買ったばかりの一眼レフに奮闘中!
ピンク色の髪の毛が特徴です٩( 'ω' )و
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