みらいワークスと東京電力ホールディングス(以下:東電HD)は2023年1月より、多様な働き方と働く場所/幅広いスキル習得の機会を提供するプログラム「プロフェッショナル・キャンパス」の提供開始する。
本プログラムはみらいワークスが提供する人事・人材戦略支援サービスと、東電HDが運営するシェアオフィス「SoloTime(ソロタイム)」を活用した実践型リスキリング・リカレント支援サービス(※)となっている。
今回、豊洲にあるSoloTimeにて本プログラムの発表会が行なわれたので取材してきた。
※リスキリング…技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、新しい知識やスキルを学ぶこと
※リカレント…就業後も必要なタイミングで、教育機関等で学び直すなど、仕事と学びを交互に繰り返すこと
プロフェッショナル・キャンパス提供の背景
新型コロナウイルスの感染拡大や働き方改革などによるフリーランスの増加などにより、シェアオフィス利用の需要は増加。
また少子高齢化・労働人口の減少など、政府においても多様な働き方「副業・兼業」、学び直し「リスキリング・リカレント」を推進する動きが活発となっている。
このような背景から、みらいワークスと東電HDは両社の強みを活かしたサービスをパッケージ化し、大企業から個人まで、あらゆるビジネスパーソンのためのプログラムとしてプロフェッショナル・キャンパスを開発したという。
プログラム内容について
プロフェッショナル・キャンパスは、みらいワークスと東電HDが連携して実施する大企業・中小企業・個人など幅広い層に向けたプログラムとなっている。
みらいワークス側は、個別アセスメントに基づくスキルアッププログラムの作成、各種サポート研修、希望に沿った副業の機会やワーケーションの紹介・応募のアドバイス、副業実践中のアドバイス、利用者の交流の場として副業コミュニティー等を提供するなど、リスキング・リカレント全般を手掛ける。
なお、研修面では同社がフリーランスや副業をしている人など、その人に合った適当な人材をピックアップし、マッチングしていくとしている。
また本プログラム終了時には、一定以上のスキルを持つ人材証明としての卒業証書を発行するほか、副業経験者・実践者との交流、副業人材を活用したい企業・自治体との交流会・マッチングを実施していくという。
一方、東電HD側はこのプロフェッショナル・キャンパスを実施する箱としてシェアオフィス“SoloTime”を提供。
実際、取材後に豊洲のSoloTimeを見学させてもらったが、会議室や個人スペース、ウェブ会議、会話厳禁のサイレントスペースなどが必要十分に用意されていた。
さらにSoloTimeは、ほぼすべての施設が駅から徒歩3分の好立地にあるほか、平日は24時まで営業(土日祝も営業)するなど、ビジネスパーソンのワークスタイルに応じた自由な働き方をサポートできる環境が整っているところも注目したい。
両社はプロフェッショナル・キャンパスの提供を通じて、個人と法人企業の多様な働き方や幅広いスキル習得のニーズに応えることで、コミュニティーの形成、新たな学びやネットワークの構築をサポートしていくとしている。
提供は2023年1月からを予定。コロナ禍後の本格的なハイブリットワークなどを見据え働き方改革を考えている企業や、スキルアップを考えている個人ユーザーなどには、おすすめのプログラムであると感じた。一考してみてはいかがだろうか?