サードウェーブは11月2日、台湾Cypress Technology(サイプレステクノロジー)のHDMI変換器「CSC-109TX」を、映像設備の切替器を専門に取り扱う「kirikaeki.net」にて販売開始した。直販価格は15万4000円。
本製品は、5つの映像入力(HDMI×2、USB Type-C、VGA×2)からHDMIおよびHDBaseTへの出力が可能な変換器。ボタンによる操作で入力の切り替えが可能で、映像、音声、マイクをHDMIに出力できる。大規模なセミナー会場などでの複数のPC画面の切り替えをスムーズに行ないたい場合などに適した製品。
USB Type-Cポートに接続されたデバイス機器には最大60Wの電力を供給できる(20V/5A給電に対応したUSB Type-Cケーブルが必要)。
PCやDVDプレイヤーなどから出力されるVGA/HDMI/USB Type-Cの映像・音声信号をHDMI信号へ変換するため、HDMI端子搭載機器(テレビ、プロジェクターなど)へのデジタル映像の表示や音声出力が可能。スケーラー機能によりHDMI出力は、最大4K@50/60Hz(4:4:4、8bit)、HDBaseT出力は、最大4K@60Hz(4:2:0、8bit)の4Kデジタルの高画質・高音質出力を含め、好きな解像度に変換できる。
HDBaseT出力では対応の受信機などを活用すると、ミラー出力が可能。また、CaT6A/7ケーブルを利用すれば4K@24/25/30Hzおよび4K@50/60Hz(4:2:0、8bit)を最長で100mまで延長できる。CaT5e/6ケーブルは 1080pを100mまで、4K@24/25/30Hzおよび4K@50/60Hz(4:2:0、8bit)を70mまで延長可能。
ケーブル1本で簡単に延長・伝送できるHDBaseT規格に準拠し、高解像度(HD)映像/音声信号、100Mbイーサネット信号、48V電源、IR・RS-232・Relayの制御信号を1本のCAT5e/6ケーブル(LANケーブル)で伝送する。
HDBaseT出力から接続されたHDBaseT受信機に電力を供給できるPoH(Power over HDBaseT)に対応(互換性のある受信機のみ)。受信機側に別途ACアダプターを用意する必要がない。OSD、RS-232、Telnet、WebGUIの操作機能を搭載し、前面パネルで入力信号の切替やOSDメニュー操作が可能だ。