よりお得にPS5本体ストレージ拡張したい!
PS5推奨転送速度に満たないCrucial P3 Plus SSDで拡張したらどうなる?
ロード時間を比較してみた
実際にPS5本体のSSDと拡張したP3 Plusとで、速度差があるのかチェックしてみた。これまでさまざまなSSDで比較した結果は、誤差程度の違いしか現れず、プレイにはまったく支障がなかったが果たして。
まずは、PS5のゲームから「Ghost of Tsushima Director's Cut」と「DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT」、「グランツーリスモ7」の3本のロード時間を計測してみた。いずれも、起動時間とゲームロード時間の2つ。なお、計測はストップウォッチを使用し、3回計った平均値としている。
結果は、P3 Plusがわずかに速かったりすることもあるが、コンマ数秒程度の違いでほぼ誤差の範囲。PS5本体ストレージと遜色ない性能であることがわかる。グランツーリスモ7は他のゲームに比べて起動時間が長いが、これは起動時にクレジットロゴが表示されるか否かの差によるものと考えられる。
続いて、PS4のゲームについても検証してみた。検証したのは「SEKIRO:SHAROWS DIE TEICE」Ver.1.06(17.01GB)、「レインボーシックス シージ」Ver.2.36(57.35GB)、「アベンジャーズ」Ver.1.72(102.8GB)の3本。計測は、PS5のゲーム同様だ。
結果は、こちらもコンマ数秒の差程度のため、遜色なくゲームプレイできる。「レインボーシックス シージ」は起動時間が約2秒ほど速かったが、サーバへの接続で差が生まれた可能性がある。
最後に、ゲームの移動時間をPS5、PS4それぞれのゲームで計測した。PS5は、「ASTRO's PLAYROOM」(11.06GB)、「Ghost of Tsushima Director's Cut」(60.52GB)、「グランツーリスモ7」(113.6GB)の3本。PS4はロード時間を計測したゲームと同じだ。PS5→P3 Plusを「from PS5」、P3 Plus→PS5を「to PS5」と表記している。
結果は、どちらもPS5→P3 Plusのほうが圧倒的に速くなっている。PS5のゲームで約1~1.3GB/秒。PS4のゲームで約1.1~1.4GB/秒の転送速度。一方P3 Plus→PS5は、PS5のゲームで約240MB/秒。PS4のゲームで約234MB/秒の転送速度だった。
推奨速度に達していなくても無問題
今回の結果から、推奨速度に達していないSSDであっても問題なく快適なプレイが可能だと言うことがわかった。P3 Plusは500MB、1TB、2TB、4TBの4モデルがあり、すべてのモデルが片面実装方式である。
それぞれ9000円前後、1万3000円前後、2万7000円前後、5万7000円前後となっており、狙い目は1TBか2TB。円安により、ストレージ価格も上昇傾向にあるため、よりお得にストレージを拡張したいならP3 Plusはかなりオススメと言える。