新しい「Fire TV Cube」、「Alexa対応音声認識リモコン Pro」も登場
Amazonが、空間オーディオ機能を強化した「Echo Studio」など新製品を実演
2022年10月25日 16時00分更新
新しい「Fire TV Cube」と「Alexa対応音声認識リモコン Pro」
Fire TVについては2015年の発売以降、累計販売台数、月間利用者数の両方が順調に増えている。Fire TV Stick、同4K Max、Fire TV Cubeの3シリーズがあり、このうちFire TV Cubeが新しくなった。Fire TV内蔵テレビも登場し、映画やビデオなどのコンテンツだけでなく、Fire TV対応アプリも増えている。2020年12月、2022年7月にはUIもアップデート。継続したUXの改善に取り組んでいる。
スマートホーム連携機能も強化。Alexaショートカットパネルの中に、スマートホーム用のダッシュボードが用意されており、家庭内のスマート家電を一覧できる。
新製品のFire TV Cubeは10月27日出荷開始で、販売価格は1万9980円。従来比20%性能をアップ。Fire TV Stick Maxとの比較では倍の性能になるという。マイクとスピーカーを内蔵し、声の操作が可能。4K解像度に加え、Dolby Vision、HDR10、HDR10+やDolby Atomosにも対応。新たにHDMI入力端子を装備し、ゲーム機などの接続が可能。ゲーム中に音声で操作したり、ドアベルの映像がポップアップして気づけるといった使いこなしが可能だ。
また、本体から赤外線の照射も可能。設定時にテレビの機種を選ぶことで、声を使ったテレビの操作もできる。Fire TV Cubeに「地デジに行って」「NHKを再生して」などと言えば、テレビがそのチャンネルに切り替わる。さらに、HDMIのARC機能を利用し、Fire TV Cubeで再生中ののコンテンツの音だけでなく、テレビの音もEcho Studioで再生可能となっている。もちろん照明を始めとしたスマート家電との連動も可能だ。
Alexa対応音声認識リモコン Proは11月16日発売。販売価格は3980円。リモコンを置き忘れた際にAlexaで「アレクサ、リモコンを探して」と呼びかけると、リモコンが「ピロローロロ」といった信号音で答える。機能のほか、リモコンを持ち上げると点灯するバックライト機能、簡単に出力先を切り替えられる「ヘッドホンボタン」、2つのカスタムボタンの装備などが特徴となっている。
カスタムボタンは単にアプリを選べるだけでなく、定型アクションを割り当てることもできる。設定時には直近やよく利用したコマンドを選択肢として選べて使いやすい。