URL件数は過去最高値を更新中
1万以上減少した8月から一転、9月は再び10万の大台に乗ってしまったフィッシング報告件数。前月よりも7052件増加して計10万2025件と、結果的に歴代2位の数値になってしまいました。
「クレジットカードの利用確認を装うフィッシング」の件数がなかなか減らず、全体の約38.7%を占めています。先月話題となった「国税庁を騙るフィッシング」も相変わらず多い模様です。Androidスマホの場合は怪しいアプリのダウンロードに誘導されるため特に注意が必要です。
また、「Google翻訳の正規URLから誘導されるフィッシング」も増加傾向にあるようです。これはアマゾンからのメールを装って個人情報を盗み取ろうとする手口ですが、Google翻訳に誘導リンク先のURLを経由させることで、誘導リンク先のURLをわかりづらくしていることが特徴です。
なお、フィッシング誘導先のURL件数は前月より4391件増加して5万3612件と、3ヵ月連続で過去最高値を更新中。5万を超えるのは初めてのことです。