パナソニックは10月6日、くらしに寄り添う新しいテレビ「くらしスタイルシリーズ」として、アンテナ端子の位置に縛られない55型の壁掛けテレビ「ウォールフィットテレビ」(LW1シリーズ)2モデルを11月18日に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライス。
「TH-55LW1」(37万円前後):有機ELテレビ/2TBハードディスク内蔵
「TH-55LW1L」(33万円前後):有機ELテレビ/別売USBハードディスク
また、「レイアウトフリーテレビ」(LF1シリーズ)でも、ハードディスクを内蔵しないモデル「TH-43LF1L」を発売する。こちらも価格はオープンプライス。予想実売価格は17万円前後。
なお、くらしスタイルシリーズは、映像や音質ではなく、くらしにフォーカスしたライン。パナソニックでは、キャスター付きの台座で置き場所を自由に決めることができる「レイアウトフリーテレビ(LF1シリーズ)」や好きなとき・好きな場所に運べる「ポータブルテレビ(15LD11)」とは別ラインアップにしている。
ウォールフィットテレビとは?
ウォールフォットテレビは、省スペース性に優れた有機ELの壁掛けテレビ。サイズは55型。壁からの距離はおよそ3.5cmで、石こうボードの壁でであれば付属の専用金具を細いピンで取り付けることができる。
また、4K無線伝送技術で、アンテナ端子の位置にしばられずに設置が可能。アンテナ線はチューナー部に接続し、モニターに無線伝送する。
内蔵ハードディスクの容量は2TB。録画時間は、DRモード(放送された映像・音声を字幕なども含めそのまま録画するモード)で4K放送がおよそ130時間、地デジ放送がおよそ254時間。長時間モードで4K放送が最大1560時間、地デジ放送がおよそ2700時間。壁掛け以外にもスタンドをオプションとして販売するとのこと。
初の機能も!薄型設計のポイント
高さを抑えた部品を厳選して採用し、従来比およそ55%の薄型を実現している。
ディスプレーの重量も従来からおよそ4割軽量化し、金具も小型を果たしている。くわえて、金具がテレビに入り込む設計になっている。
また、スピーカーボックスを取り除くことで厚みを抑え、代わりに画面を振動させて音を出すアクチュエーターを搭載している。
壁掛け用金具の取り付け方
従来、テレビを掛ける際の障壁であった設置工事も、本製品は不要(石こうボードの壁に限る)とパナソニックはいう。
設置時は、「壁掛け設置用紙」を壁に貼り付け、用紙の指定箇所に金具を取り付ける。金具は付属のピンで固定する。上段の大きな金具(フック金具)は10本のピン、下段の小さな金具(マグネット金具)は5本のピンでそれぞれ固定する。
ピンは付属のツールで比較的軽い力で押し込むことができ、女性でも安心して取り付けができるだろう。
スペック概要
サイズと重さは、
TH-55LW1のモニター部が幅122.7×奥行3.1×高さ70.6cmでおよそ12.5kg。
チューナー部が幅21.5×奥行22.5×高さ8.0cmでおよそ1.8kg。
TH-55LW1Lのモニター部が幅122.7×奥行3.1×高さ70.6cmでおよそ12.5kg。
チューナー部が幅25.9×奥行17.7×高さ5.1cmでおよそ1.8kg。
TH-43LF1Lモニター部が幅98.0×奥行49.2×高さ118.2(スタンド含む)でおよそ24.5kg。
チューナー部が幅25.9×奥行17.7×高さ5.1cmでおよそ1.8kg。
端子は、
TH-55LW1/TH-55LW1Lのモニター部がHDMI×2、USB端子×2、ヘッドホン/イヤホン端子×1。
TH-55LW1のチューナー部がHDMI×1、USB端子(前面/取り込み用)×1、USB端子(背面/バックアップ用)×1、LAN端子×1。
TH-55LW1L/TH-43LF1Lのチューナー部がHDMI×1、USB端子(背面/録画用)×1、LAN端子×1。