このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

冷却性能強化でさらなる究極のゲーミングスマホに! ASUS「ROG Phone 6」国内登場

2022年09月30日 11時00分更新

文● オカモト/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ASUS JAPANは、海外では7月に発表していた「ROG Phone」シリーズの最新モデル「ROG Phone 6」「ROG Phone 6 Pro」の国内リリースを発表した。発売日はともに10月7日。ROG Phone 6の12GB/256GBモデルが12万9800円、同16GB/512GBモデルが14万9800円、ROG Phone 6 Pro(18GB/512GB)が16万9800円。

ROG Phone 6 ProにオプションのAeroActive Cooler 6を取り付けたところ

現行最高峰のスナドラ8+ Gen 1の性能を
強力冷却機構で最大限発揮させる

 ROG Phone 6における最大の特徴は、現行最高峰のSoCである「Snapdragon 8+ Gen 1」や最大で18GBメモリーを搭載するなど、文句なしのスペックを採用しつつ、同時に冷却性能についても究極と言えるレベルで実装することで、充電中や長時間にわたるゲームプレイといった条件を問わず、その高性能を維持し続ける点にあると言える。

現時点で最強スナドラのSnapdragon 8+ Gen 1を搭載

 まず、SoCは前述のとおりにSnapdragon 8+ Gen 1。Snapdragon 8 Gen 1と比べると、単に動作クロック、処理性能が上がったというだけでなく、パワー効率という点でも大きく改善されているとする。Snapdragon 8 Gen 1端末ではAntutu 9のスコアは100万点前後に留まるが、18GBメモリーを搭載したROG Phone 6 ProではASUSのテストで112万6983点。編集部でも110万点を超えるスコアを確認した。

Snapdragon 8 Gen 1の他社製端末を大きく引き離すスコア

編集部のテスト機でも110万点をあっさり超えた

 冷却性能については、「1~15分」「15~30分」「1時間以上」という3つのシーンが想定されてハードウェアが設計されている。「1~15分」では、メインボードの下に約1000度まで安定した耐熱性を持つ窒化ホウ素のサーマルコンパウンドを装着。熱を発散させることで、サーマルスロットルリングによるフレームレートの低下を防ぐ。

窒化ホウ素のサーマルコンパウンドが取り付けられている

 「15~30分」ではさらにその周囲に、大型化されたグラファイトシートやベイパーチャンバーが装備される。ROG Phone 6では、3000mAh×2で6000mAhのバッテリーを搭載するが、SoCはこの真ん中部分に設置。効率よく熱を発散させるだけでなく、発熱による不快な感覚を持たずにゲームプレイを楽しめるようになっている。

もう少し長時間では大型のベイパーチャンバーなどが威力を発揮する

バッテリーのセルは2分割されており、SoCはその真ん中にある

 そして最後に「1時間以上」。充電しながらのゲームプレイではさらに発熱が激しくなるが、こうした場面で追加したいのがオプションの「AeroActive Cooler 6」(1万2480円)だ。

さらなる冷却にはAeroActive Cooler 6を用いる

今回はROG Phone 6 Proを含めて、別売りでの提供

ついにペルチェ素子による冷却も

冷却モードは必要に応じて、自動で調整される

こちらは充電中のAntutu 9のスコア。充電中でも1周目(左)はさほどスコアが落ちなかったが、2周目(中央)では本体もアチアチ状態となり、スコアも100万点程度に。そこでAeroActive Cooler 6を装着すると(右)、スコアは110万点台に回復

AeroActive Cooler 6には左右に2つずつのボタンがある

 AeroActive Cooler自体は従来モデルでも用意されていたが、今回はついにペルチェ素子も搭載。通常はファンのみで動作するが、長時間のプレイでペルチェ素子が機能。マックスでの動作(フローズン)は充電ケーブルが繋がれたときだけ動作する。なお、このAeroActive Cooler 6は冷却機能だけでなく、左右にボタンが2つあるほか、LEDのイルミネーション表示などの付加要素もある。

6.78型AMOLEDはリフレッシュレート165Hzをサポート
側面のAirTriggerもさらに進化した

 ディスプレーについては、前モデルと同じく6.78型AMOLED(1080×2448)を採用。リフレッシュレートは最大165Hzになり(前モデルは144Hz)、応答速度は1ms、タッチサンプリングレートは720Hz、コントラスト比は100万:1。本体内蔵の大型スピーカーやイヤホン端子と組み合わせ、ゲームはもちろん、映像を楽しむのにも適した端末となっている。

画面サイズは前モデルと同じ6.78型で横幅は約77mm

リフレッシュレートは最大165Hzに

ROG Phoneではサウンドも力が入れられている。本体下側面にイヤホン端子あり

 ゲーミングスマホとして、パフォーマンスとともに重視される操作の部分では本体側面の超音波タッチセンサーを用いた「AirTrigger」が引き続き採用。タップやスライドなど、9つの設定が用意されている。また、モーションセンサーとの組み合わせで、たとえばAirTriggerを押しながら端末を動かしてFPSでの視点を変更するなど、リアリティーのあるゲームの楽しみ方も可能になっている。

ROG Phoneではおなじみの超音波センサーによる側面のトリガーボタン

操作の種類がさらに増えた

ジェスチャーは10種に対応

 単体でもROG Phoneに取り付ける形でも、2つのスタイルで使えるオプションの「ROG Kunai 3 Gamepad」(1万2080円)は引き続き用意。今回はホワイトの新色が加わっている。

別売りのROG Kunai 3 Gamepad

単体でも使えるが、専用バンパーとの組み合わせで有線での安定した接続が可能

AeroActive Cooler 6も加えたフル状態

 ROG Phone 6とROG Phone 6 Proの違いとして、メモリー/ストレージ容量以外に本体デザインもある。ROG Phone 6は、ROGのロゴがドット絵風にカラフルに点灯する「AURAライト」なのに対し、ROG Phone 6 Proはカラースクリーンによって、充電、着信などの本体の状況や、60種類以上のアニメーションなどが表示される。カラバリはROG Phone 6がファントムブラックとストームホワイト、ROG Phone 6 Proはストームホワイトの1色。

ROG Phone 6は2色

背面にAURAライトがある

ROG Phone 6 Proは1色のみ

こちらは小型スクリーンを装備

アニメーション表示などにも対応する

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ