皆さん、こんにちは!
今回は、私「ぐっち」(3年生/建築学部・建築デザイン学科)が、西新宿初心者の目線から、まちあるきの様子をお届けします。
前回の記事はこちら! 西新宿初心者が行く!~vol.2十二社商店親睦会を小散歩~
過去の連載記事はこちら:学生たちの日常
皆様、夏ももう終わりを迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は、研究室の活動やアルバイトなどで充実した夏を過ごしました。新しい環境に早く馴染めるようにと四苦八苦しましたが、夏の始め頃より大分慣れてきて安心しております(笑)。
今回は西新宿のスマートポールを実際に自分の目で見に行くことにしました。スマートポールって何だ?と疑問に思った皆様、後ほど私と一緒に写真を見ながら紐解いていきましょう。
まずは、今回のお散歩の相棒曲をご紹介します。「米津玄師 & 菅田将暉」さんの「灰色と青」。有名な曲なのでご存じの方も多いかもしれません。内容は曲を聴いて解釈していただきたいので語りませんが、夏の終わりの時期に聴くと切なくて、気持ちがしゃんとするような気がしてとても好きな一曲です。
工学院大学を出て都庁通りを歩いていると、早速見つけました! スマートポール!
サイズはかなり大きくて、2m以上はありそうです。画面には本日の電力使用状況や、ワクチンの接種会場のお知らせが掲示されていました。それだけのためにこんな大きなものを設置したのかというと、そうではないようです。左側に貼ってあったシールのQRコードを読みこんだところ、スマートポールについて記述がありました。
スマートポールには、人流計測カメラ、Wi-Fiアクセスポイント、防犯カメラ、気象センサー、デジタルサイネージなど複数の機能があるそうです。人流計測カメラ?デジタルサイネージ?分からない単語が出てきましたが、それらについての説明も記載されていました。人流計測カメラは、通行人の数や、性別・年代などの属性、マスクの装着有無、滞留人数などを計測できます。この情報は、まちづくりの基礎情報として利用されます。デジタルサイネージは、ディスプレイやプロジェクターなどの映像表示装置を設置して情報を発信するシステムのことです。左側の写真にもワクチン接種のお知らせが表示されていますが、これがデジタルサイネージなんですね。なるほど。なにやら近未来的で難しそうだと思っていましたが、ひとつひとつ紐解いてみると、私たちが普段利用している技術が複合されているというわけだったようです。
このスマートポールは、西新宿内に20基(令和2年の施行設置分を含めると29基)ほどあり、サイネージ型とポール型がそれぞれ10基あります。スマートポールだけに注目してみると、大きいという印象を抱くのですが、まち全体でみるととても馴染んでいて、通行人が違和感を覚えることのないデザインになっています。西新宿の建物自体に高さがあり、道路も広い為、まち全体が大きなスケール感のため馴染むのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。私もじっくりとスマートポールを見たのは初めてだったのですが、近くで見ると近未来感があって、でも遠くから見ると馴染んで西新宿ならではの景色になるのが面白く、すっかり気に入ってしまいました(笑)
皆様も西新宿を訪れた際は、是非スマートポールを探してみて下さい。一味違う景色が楽しめると思います。