佐賀県唐津市出身の3巨匠に迫る! 佐賀県立博物館で特別展「建築の建築―日本の『建築』を築いた唐津の3巨匠―」を開催

文●九州LOVEWalker

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 佐賀県立博物館では10月27日まで、特別展「建築の建築―日本の『建築』を築いた唐津の3巨匠―」を開催している。

 明治期に体系的な西洋建築を日本で初めて学び、官・民それぞれの立場から近代日本を象徴する数々の建築を手掛けた辰野金吾と曽禰達蔵。辰野は、東京駅や日本銀行本店など、近代日本の「社会」の基盤となる数々の建物を設計。また、曽禰は三菱社に入り、日本「経済」の中心地となる、当時「一丁倫敦」と呼ばれた丸の内オフィス街を築いた。

 一方、時代は下り、昭和の名建築を数多く設計し、文化勲章を受章するなど建築界に大きな足跡を残した村野藤吾。同氏は激動の昭和期、日生劇場に代表される、日本人の生活の「豊かさ」や「文化」を拓く数多くの建築を手掛けた。

 本展覧会では、いずれも佐賀県唐津市出身で、日本の社会・経済・文化の発展を建築の世界から支えた3人の建築家の偉業や志、建築作品の魅力に、豊富な資料とアートの視点で迫る。

建築の建築―日本の「建築」を築いた唐津の3巨匠―
会期:10月27日まで
会場:佐賀県立博物館(2号展示室・3号展示室)
観覧料:一般 600円
    割引観覧料 500円
    ※高校生以下、障がい者手帳または指定難病医療受給者証を持つ人とその介助者1名は無料 
    ※学生、20人以上の団体、博美メール会員等は割引観覧料

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。 またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。