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ボーズ、耳に合わせてサウンドと消音を調整する「Bose QuietComfort Earbuds II」

2022年09月08日 17時00分更新

文● ASCII

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「Bose QuietComfort Earbuds II」

 ボーズは9月8日、完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds II」を発表した。価格は3万6300円で、9月29日に発売予定。9月8日より事前予約を受け付けている。

 本製品は、同社独自の「CustomTune」テクノロジーを初搭載する。イヤホンがケースから取り外されて耳に装着されるたびに起動し、独自のトーンを再生したうえで、イヤホン内蔵のマイクがユーザーの耳の内部の音響反応を測定。その情報をもとに、0.5秒未満で、サウンドとノイズキャンセリングをユーザーに合わせてカスタマイズする。また、ノイズリダクション信号をユーザーの耳に合わせて調整することで、ノイズキャンセリング性能を大幅に改善し、人の声や生活音など、以前は低減が困難だった周波数に対しても打ち消し効果を生み出す。

 CustomTuneではAwareモード/ActiveSenseも強化。Awareモードでは、外部の音の取り込み・調節機能の向上により、周囲の音が限りなく自然に、そのままに近い状態でイヤホンから耳に伝わるという。また、近くで大きな騒音が発生すると、ActiveSenseがユーザーの耳に合わせて最適なレベルでノイズキャンセリングを強化し、騒音が発生している間はノイズを打ち消し続け、騒音がおさまると、もとの外音取り込み状態に戻す。

 本製品は、内側に1つ、外側に3つ、合計4つのマイクを左右のイヤホンに搭載する。これらのマイクは、不要なノイズを検出、測定し、専用のアルゴリズムを搭載した独自開発の電子回路に送信する。そして小型トランスデューサーと連携し、システムが正確かつ同等の逆位相信号をわずか1000分の1秒未満で返すことでノイズを打ち消す。

 イヤホン本体は、前モデルに比べておよそ3分の1のサイズになり、重さは左右各およそ6g。交換可能なスタビリティーバンドとイヤーチップによる新しい2ピースシステム方式を採用したBose Fit Kitが付属する。

 対応機器はiOS、Android。汗や水に強いIPX4準拠の防滴仕様。通信規格はBluetooth 5.3。バッテリーはイヤホン本体で最大6時間の連続再生に対応し、充電ケースを使うことでさらに3回分の充電が可能。充電ケースはイヤホンを1時間でフル充電でき、20分のクイックチャージで最大2時間の連続再生に対応する。充電ケース本体は、付属のUSB Type-C経由で3時間でフル充電される。

 左右両方のイヤホンに搭載されたタッチコントロールにより、コンテンツの再生、一時停止、スキップ、ボリュームコントロール、着信応答と通話終了などの操作が可能。さらにBose Musicアプリから、ショートカットの設定、ノイズキャンセリングモード、調整可能なEQなどの機能も利用できる。カラーはトリプルブラックのみで、ソープストーンのカラーバリエーションも2022年後半に発売予定。

ソープストーンのカラーバリエーションも今後発売予定

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