くら寿司は9月7日、創業以来初めてとなる寿司商品の基本価格帯を全面的に改定すると発表した。10月1日より全国のくら寿司488店舗（10月1日時点の出店予定含む）にて新価格帯で提供する。
同社ではこれまで、購買の工夫や効率的な店舗運営など経営合理化および経費削減により、価格維持をめざしていたが、現在のコストの高騰に対して企業努力だけで吸収するには困難と判断したという。価格の全面改定では、寿司商品の基本価格を現在の110円と220円から、115円と165円に改定。
また、新価格帯を実現するために、回転寿司の象徴である「皿単位の価格設定」を撤廃。これまでは1皿の110円と皿を2枚重ねた220円だったが、会計時（皿投入時）に異なる価格帯の商品を提供しても自動で正しく計算できるシステムを構築。皿の種類を変えることなくフレキシブルな価格設定が可能になる。
今後、制限された価格設定にこだわらずに豊富なバリエーションで魅力的な商品開発ができることから、もっと自由な選択肢を提案できるようになるとしている。また、フェアメニューなどは250円、300円など異なる価格設定でも提供するという。
新価格帯設定
開始日：10月1日
店舗 ：くら寿司全519店舗中488店舗（10月1日時点）
※グローバル旗艦店・都市型店舗・プラス型店舗など、1皿110円以外で提供している店舗での価格は異なる
※下記のメニューについては季節や店舗によって異なる場合がある。また、売り切れにより提供できない場合もある
※10月1日段階でメニュー名は変更になる場合がある
※記事中の価格は“税込み”。
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