間一髪のヒヤリ体験はエンタメだ!?
今回は「フィッシングと思い込んだメールが本物でヒヤリ」というお話。
「え、これってフィッシングメールじゃないの?」でヒヤリ!
いきなりTwitterから「あなたのアカウント情報が流出しました」という内容のメールが届きました。
が、日頃から疑り深い私は『どう考えてもTwitterを騙ったフィッシングメールじゃん』と思ってインスタに「またこんなフィッシングメールが届いた。怖い」とアップしたら、友達に「それフィッシングじゃなくてマジ事件だから! 今すぐパスワードとか変えろ」と言われ、慌てて検索したらホントにTwitterからアカウントが漏えいしたニュースが大量にヒットして背筋がヒヤッ!
速攻でパスワードを変えて、ついでに同じメールアドレスで登録したWebサービスも全部パスワードを変更しました。めっちゃ疲れた……。
今回のヒヤリ案件は、フィッシング詐欺だと決めつけたメールが、実はホンモノの警告メールだった、というお話です。しかも「こんなフィッシングにオレは騙されないぜ!」と自己判断の有能さをSNSでアピールしたところ、「それって本物だよ」などと知り合いに指摘されるという羞恥コンボまで喰らってしまうオマケまで……。
確かに、日々受け取るメールを精査することは重要です。昨今のサイバー攻撃はメールをきっかけに発生するものが非常に多くなっています。怪しいファイルが添付されることもあれば、正当なサービスからの通知を装ったメールからフィッシングサイトへ誘導しようと目論みるものまで千差万別。だからこそ、そのメールが本物かどうかを見極めるユーザーの判断力は重要です。
しかし! その判断を間違えると元も子もありません。投稿者さんは『まさかTwitter自体が情報漏洩するとは思えない』という“選球眼”で「フィッシングではない!」と判断したのでしょう。ただ、SNSにそれを投稿する前に、ちょっとニュースサイトを見ておくべきだったかもしれません。

この連載の記事
-
第55回
デジタル
あの企業がランサムウェア被害? 「そんなの関係ない」と思ってたらヒヤリ! -
第54回
デジタル
ネット通販で安いお米を発見!? それが噂の「新米詐欺」です -
第53回
デジタル
甥っ子の発言にヒヤリ! 闇バイト募集を簡単に発見できてしまうSNSが怖過ぎ -
第52回
デジタル
災害時のSNSデマにヒヤリ! 生成AIで巧妙化する虚偽情報への対策は「冷めた目」 -
第51回
デジタル
被害額500億円超の特殊詐欺を大人版の「いかのおすし」が撃退する!? -
第50回
デジタル
被害急増中! 自動音声とニセ警察コンボの特殊詐欺に注意せよ -
第49回
デジタル
結論。すべて疑え! 証券会社からのメールはヒヤリとしながらスルー推奨 -
第48回
デジタル
GWはクイッシングに警戒! QRコードが「重ね貼り」されていたら要注意 -
第47回
デジタル
祖母宅に怪しい電話が! 高齢者狙いの計画的な詐欺は留守電とアレで防御しよう -
第46回
デジタル
史上最悪のサイバー詐欺月間にヒヤリ! 年末年始のメールは偽物だらけだった -
第45回
デジタル
大昔のアカウントが個人情報流出の原因に!? でヒヤリ - この連載の一覧へ

