カバーディスプレーが進化
美しい「ボラパープル」が映える「Galaxy Z Flip4」
Galaxy Z Flip4のサイズは、Galaxy Z Flip3 5Gとほとんど変わらない。若干横幅が狭くなった程度であり、両者を並べてもその差はわずかだ。ところがGalaxy Z Flip4もヒンジ部分が改良され、ヒンジはさらに薄くなった。一方、カメラのでっぱりはやや増えたが、カメラ性能は高まっている。
本体は縦折りで開くと普通のスマートフォンの大きさになる。この構造はGalaxy Z Flip3 5Gと同じだが、本体の表面を触ってみるとGalaxy Z Flip3 5Gはつるつる、Galaxy Z Fold4はさらさらといった感触(スピーディー末岡&つばさ)で、表面仕上げは大きく変わった。
ヒンジ部分の小型化はGalaxy Z Fold4と同じ進化だが、Galaxy Z Fold4のほうがより薄くなったように見える。なお、このヒンジ部分を薄くしたおかげでバッテリー容量の増加(3400mAh→3700mAh)に成功している。そして側面形状もGalaxy Z Fold4同様にフラットなデザインとしており、この形状の変化から持った時の感触もだいぶ変わり、より持ちやすくなっている。「個人的に毎日Galaxy Z Flip3 5Gを使っているだけに、Galaxy Z Flip4の握り心地の差はよくわかる」(つばさ)。
メインカラーは「ボラパープル」。紫はこれまで歴代のGalaxyでも多く採用されてきたが、今回はGalaxyシリーズのイメージキャラクターである韓国のアイドルグループ「BTS」のイメージカラーが紫であり、さらにメンバーのキム・テヒョン氏が作った造語「ボラヘ」(ボラは韓国語で「紫」)から付けられた。また、紫は世界的に見ても2022年の流行カラーなのだそうだ。
カバーディスプレーの使い勝手が大幅に向上!
このように細かい部分のみの改良と思えるGalaxy Z Flip4だが、カバーディスプレー周りの機能が強化された。メインカメラは画素数は同じだがセンサーサイズが大型化し、カバーディスプレーは自撮り時のユーザーインターフェースが強化、本体を曲げるFlexカメラやFlexモードも使いやすくなっている。
カバーディスプレーでカメラを起動すると、前モデルは「写真」「動画」のみの選択だったが、Galaxy Z Flip4では「ポートレート」が加わり、メインカメラを使って高画質かつボケのある自撮りも可能になった。倍率変更はプレビュー画面を上下にスワイプするだけ、モードも左右スワイプと簡単だ。またプレビューは小さくなるものの、カバーディスプレーに写るエリアを全画面表示可能になった。これで実際にカメラの画角を確認しながら自撮りできるようになった。
三脚を使わずに固定して撮影できるFlexモード
Flexカメラは本体を机の上に置いて写真や動画を撮影できる。画面の上がカメラ、下がコントロール画面となるためプレビューを見ながらの撮影がしやすい。三脚がいらないのも便利であり、インスタライブなど配信をするときも使いやすい。また、床に置いて犬や猫の動画を撮るなど、迫力あるムービー撮影をしたいときにはプレビュー画面を上下入れ替えることもできるのだ。
最後にGalaxy Z Flip3 5GとGalaxy Z Flip4のスペックを比較しよう。
スマホ総研メンバーそれぞれの推し端末は?
日本未発売かつサムスンの最新製品をワクワクしながら実際に触ってみた結果、スマホ総研の3名はどのモデルに魅力を感じたのだろうか?
オカモト「OSがAndroid 12Lを搭載し、マルチタスクが使いやすくなった。今後アプリの使い勝手をさらに深堀りしていけば、Galaxy Z Fold4が欲しくなってしまいそう」
スピーディー末岡「前回のGalaxy Fold3 5Gの時点で『これ以上どうやって進化させるのだろう』と感じたのにヒンジ部分をさらに改良してくるなど、サムスンの技術力の高さに驚いた。スペック厨なので、Galaxy Z Fold4が欲しいです!」
Galaxy Z Fold4、Flip4の日本での発売はまだ未定だ。しかし、サムスンはユーザーの声をよく聞いてくれるメーカーであり、以前もユーザーのリクエストに応え「Galaxy Tab S8 Ultra」を後から発売した経緯がある。ぜひTwitterなどで、新モデルの日本上陸への期待の声を届けてほしい。
つばさ「ボラパープルのGalaxy Z Flip4が日本に来てほしい。来たら絶対に買います」
なお、3名ともGalaxy Z Fold4のグリーングレーにも興味を惹かれ、こちらの日本登場も期待したいと熱望している。
また、東京・原宿にあるGalaxy Harajukuでも今回紹介したグローバルモデルが展示されている。機会があればぜひ訪問して実機を触ってみるのもいいだろう。そしてアスキーでも引き続きGalaxy Z Fold4とFlip4の情報を発信していくので期待しよう。
提供:サムスン電子