ヤマハは8月25日、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品としてポータブルPAシステムの新モデル「STAGEPAS 1K mkII」および、STAGEPAS 1K mkIIへのスピーカー増設やミキサー単体と組み合わせて使用するのに適したパワードスピーカー「DXL1K」を発表。9月に発売する。
高い音質・音圧と軽量・コンパクトなキャビネット設計、本格的なミキシング機能とシンプルな操作性といったニーズを両立させた「いつでも、どこでも、ステージに」を実現するオールインワンのポータブルPAシステム。高出力アンプを搭載し、前モデル「STAGEPAS 1K」より高い出力音圧を実現したほか、ミキサー部には柔軟な音質調整が可能なプロセッシング機能を搭載することで専用の新アプリによるリモート操作も可能。
DXL1Kは、STAGEPAS 1K mkIIと互換性のあるパワードスピーカー。STAGEPAS 1K mkIIと同一仕様の持ち運びしやすいコンパクトな筐体から最大125dB SPLのパワフルな音量を実現。サブウーファー筐体の上部にラインアレイスピーカーを取り付けるだけの簡単セットアップもSTAGEPAS 1K mkIIと同様となっている。リンク機能によるシステムの拡張も可能で、ミキサー単体やSTAGEPAS 1K mkII、別のDXL1Kと組み合わせて、シンプルかつ高品質なPAシステムを構築することが可能となる。
STAGEPAS 1K mkIIは、マイク入力時にそれ以外(BGMなど)の入力信号の音量を自動的に下げることでマイクの音声を明瞭に届けるプロセッシング機能「Priority Ducker(プライオリティ ダッカー)」を搭載。マイクに向かって話し始めると、マイクの音を優先してBGMなどの他の音量を自動的に下げ、話し終えると音量が自動的に元のレベルに戻る。専用アプリからの操作もしくは本体のボタンから機能のオン/オフが可能。
新開発の専用操作アプリケーション「STAGEPAS Controller」(iOS/Android向け)は、リハーサルや演奏中でも実際の音を聞きながら、Bluetooth経由でステージや客席から音量や1ノブEQ、4バンドPEQなどを調整することができる。
価格はいずれもオープンプライス。