リモコンで離れた場所から設定変更、カスタマイズできるスイッチ「GigaSwitch」も付属
FPS好きも納得の24.5型で240Hzディスプレー、ピボット対応や便利な付属品にも注目!
2022年08月25日 13時00分更新
ゲーム関連のデバイスの中で、ユーザーにとってダイレクトにそのパフォーマンスを感じさせられるデバイスはどれかと考えたとき、ゲーミングディスプレーを挙げる人は少なくないだろう。
だからこそ、多くのディスプレーメーカーがゲーミング市場へと参入し、盛り上がっている。
そんな中、本稿で紹介するのはサードウェーブが7月15日から販売している、同社のゲーミングパソコンブランド「GALLERIA(ガレリア)」と、アイ・オー・データ機器のゲーミングディスプレーブランド「GigaCrysta」のコラボレーションディスプレー「GigaCrysta LCD-GC252UXB/GAL」だ。今回は、GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALの外観や本体の特徴、付属品などについて紹介しよう。
GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALは、ノングレアのTNパネルを採用した24.5型のディスプレーで、対応解像度はフルHD (1920×1080ドット)かつ最大リフレッシュレートは240Hzと、ゲーマーの求める水準は軽くクリアしているといっていいだろう。詳細なスペックは下に記したので、そちらを確認してほしい。
GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALの主なスペック | |
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ディスプレーサイズ | 24.5型 |
ディスプレー表面 | ノングレア |
パネル方式 | TN |
最大解像度 | 1920×1080ドット |
応答速度 | 4ms(240Hz/オーバードライブレベル3設定時:0.4ms(GTG) |
リフレッシュレート | 240Hz(端子によって変動) |
インターフェース | HDMI×2、SisplayPort、USB(メンテナンス用)、オーディオ用出力×2 |
スピーカー | 2.0W+2.0W(ステレオ) |
サイズ(スタンド付き) | およそ幅557×奥行231×高さ396~488mm |
付属品 | HDMIケーブル、DisplayPortケーブル、電源コード、GigaSwitch、リモコン、単4電池×2、取扱説明書 |
フラットパネルを採用、適度なサイズ感も魅力
ディスプレーサイズは、横幅がおよそ55.5cmで、縦幅が33cmと、昨今のサイズ肥大化傾向がみられる市場の中では、FPSなどに丁度いいサイズ感に収まっている印象だ。加えて、画面両脇のベゼルが細めになっているため、マルチディスプレー環境を構築したいという人にとって死活問題となるディスプレー間のベゼルによる違和感も、極小といえる。
コンパクトなボディーを支えるスタンドはいかにも土台といった感じで、よく見るV字型のものより小さめ。もちろんVESAマウントにも対応しているので、モニターアームを利用することも可能だ。
ゲーミング向けながらピボットにも対応
ディスプレーは最大で110mmの高さ調節と、上方向20度、下方向3度のチルト、左右65度のスウィーベル調節に対応している。
加えて、ディスプレーの向きを90度回転させられるピボット機能にも対応。縦スクロールのシューティングゲームを遊んだり、スマホゲームを大画面に表示させてプレイしたり、動画配信者であればコメント表示用に利用したり、プログラミングソフトのソースを表示したりなど、さまざまな用途で活用可能だ。
ゲーミングディスプレーでは、このピボット機能に対応していないモデルも少なくない。しかし、ゲーミングとメインを兼用したり、仕事中はサブディスプレーとして使う人も多いだろう。そういった際に、ゲーム以外の機能が充実しているのは、うれしいポイントだ。
ゲーミングディスプレーで気になるのは映像入力。端子の種類によってリフレッシュレートが異なるモデルもあるため、本当に240Hzで楽しめているのかと不安になるかもしれない。だが、そこは安心してほしい。本機はHDMI×2、DisplayPort×1の3系統あり、DisplayPort、HDMIともにリフレッシュレートは240Hzまで対応している。
また、ディスプレー裏側の側面にはスピーカーやヘッドフォン向けのオーディオ用出力端子が2基と、USB端子が1基配置されている。なお、このUSB端子はシステム更新用なので、通常は使わない。
ディスプレーの背面左側(正面から見て右側)には5つのボタンが配置されている。これはディスプレイの詳細設定を行なうためのOSDを表示させて調整をしたり、電源を落としたりするために使用される。突起型のスイッチとなっているので、非常にあつかいやすい。
なお、本製品にはOSDの操作を手軽に行えるリモコンも付属している。ディスプレーにあるボタン操作よりも確実かつ手軽にOSDを操作することが可能なので、筆者としてはこちらの利用をメインにすることを強くオススメしたい。
リモコン以外の付属品としてワンタッチで画面設定を切り替えられる「GigaSwitch」も付属している。利用するためには事前にOSDのメニューからスイッチ用の設定をする必要があるが、オーバードライブやナイトクリアビジョンなど、普段はしっかりと手順を踏んでから設定する機能を、ワンプッシュでまとめて切り替えられるのはありがたい。
充実した機能でゲームはもちろん仕事にも使える1台
GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALの価格は、6万1600円。ゲーミングディスプレーのなかではそれなりの価格ではあるが、240Hzのリフレッシュレートでヌルヌルゲームプレイが可能なのに加え、角度/高さ調整、ピボットにも対応しており、ゲーム以外でも使える機能を持っている。
昼は仕事やレポート作成、夜はガッツリゲームプレイに使えるディスプレーを探している人は、GigaCrysta LCD-GC252UXB/GALを検討してみてはいかがだろうか。
今回は外観や本体の特徴、付属品などについて紹介したが、次回は搭載されている機能について紹介していこう。