超薄型化のM2搭載MacBook AirにiOS 16登場! 「WWDC22」特集 第37回
大学生2人の父が「M2搭載MacBook Air」をオススメする理由
2022年08月21日 12時00分更新
すべてが新しく、高い性能を誇るM2 MacBook Air
M1 MacBook AirはインテルCPU搭載の時代と共通のボディにM1チップを搭載したモデルだったが、新しいM2 MacBook AirはApple Siliconを搭載する前提で完全に新設計された最初のMacBook Airだ。
最大の特徴は、発熱量が少ないApple Siliconに最適化された設計となっており、電動ファンを持たないこと。そして、ファンが流す空気の流路が必要なくなったことだろう。Mシリーズチップは、CPU、GPU、さまざまなコントローラーなどをすべて1つのチップに搭載しているために、ロジックボード(メインの基板)はとても小さくて済む。本体内部は薄くフラットなリチウムポリマーバッテリーが大半を占める。
M2はM1の後継モデルで、アップルの設計に基づいて台湾のTSMCという企業が作っている。通常の演算を司るCPUで約20%、映像関連を扱うGPUで50~60%の処理速度向上を実現している、さらにメディアエンジンという映像編集専門の回路も搭載しており、M1よりかなり映像処理能力を高めている。
ディスプレイの最大輝度も500ニトに向上しており、スピーカーの仕組みも大きく変更され、4スピーカーになっており、空間オーディオに対応しており、音楽はもちろん、映像コンテンツを楽しむのにも向いている。
また、ディスプレイ上に設けられているFaceTimeカメラは720pから1080pに性能を向上させており、指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイと相まって、昨今必要性の多いビデオ会議も快適に行うことができる。Macを使っている人の方が、ビデオ会議で写っている映像が明るく、きれいで、声も聞き取りやすいというのは、みなさんも体験したことがあるのではないかと思う。
総じて言えば、特に映像処理に高い性能を発揮するM2という高性能エンジンを積み、それに合わせたまったく新世代のボディを持つのがM2 MacBook Airだ。そのディスプレイやスピーカー、バッテリーの構成などもすべて刷新されている。見た目も新鮮なだけでなく、すべてが新しい世代の製品だから、末長く使い続けることができるだろう。
今どきは、学校でも、ビジネスでも各自が動画編集を行うことが多い。そんな場面でも、8K ProResというプロフェッショナルレベルの超高画質映像でさえ数本を同時に動作させて編集することができるM2 MacBook Airはきっとあなたの役に立つはずだ。
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