本体サイズを縮小しつつディスプレーはそのまま
「Galaxy Z Fold4」
Galaxy Z Fold4は前モデルから細かい部分のブラッシュアップが図られ、これまでで最もパワフルな折りたたみスマートフォンとなった。
Galaxy Z Fold4もGalaxy Z Flip4同様にヒンジが改良され、従来のギア式構造を変更することでよりサイズを小型化。また折りたたみディスプレーも構造を変更し、より軽量化を図った。これも目に見えない部分だが大きな進化となっている。
メインディスプレーに埋め込まれたアンダーディスプレーカメラ(UDC)も改良され、新しいサブピクセル配置によりカメラ未使用時のカメラの存在が目立たなくなった。大画面使用中の没入感が高まっており、動画やゲームアプリ使用にも適している。
OSは大画面に適した「Android 12L」を搭載。新機能として画面下部のホームボタンなどが表示されるエリアにアプリのショートカットアイコンを配置する「App Bar」が搭載。従来のモデルでは画面の側面からスワイプしてショートカットを呼び出したり、側面に固定されたが、より使いやすい場所へ配置することでマルチタスク作業もしやすくなっている。
マイクロソフトのオフィスアプリとの連携も強化し、WordやExcelなどのアプリを左右に表示し、文章や図などをドラッグ&ドロップして相互のアプリ間で利用できるようにした。ビジネスツールとしての使い勝手がまた一歩進化している。
Flex Modeも対応アプリを拡大。マイクロソフトのTeamsでは会議メンバーと資料をシェアする際に、上半分に資料、下半分にメンバーと見やすいレイアウトで使うことができる。ほかにもGmail、Chromeなどでもアプリ間のドラッグ&ドロップ対応や、Google MeetでのYouTube動画表示などが可能になった。なお、Flex ModeはNetflixでも対応し、ビジネスユースだけではなくエンタメ利用にも適している。
カメラはメインに5000万画素と高画質なカメラを搭載。1200万画素の超広角に加え、1200万画素の光学望遠は3倍となり倍率を高めた。夜間撮影を強化したほか、デュアルプレビューなどカバーディスプレーを生かした自撮りなど多彩な撮影スタイルを利用できる。
そして前モデルから対応するスタイラス「Sペン」の入力にも対応。Sペンを使い手書き文字のテキスト化や、アプリ間のドラッグ&ドロップ時に細かい作業ができるなど、ほかの折りたたみスマートフォンにはないGalaxy Z Fold4ならではの機能となっている。
「Galxy Z Fold4」の主なスペック | |
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メーカー | サムスン電子 |
ディスプレー | 7.6型有機EL 6.2型有機EL |
画面解像度 | 2176×1812ドット 2316×904ドット |
サイズ | 約155.1×130.1×6.3mm 約155.1×67.1×14.2mm(最厚部15.8mm) |
重量 | 約263g |
CPU | Snapdragon 8+ Gen 1 |
内蔵メモリー | 12GB |
内蔵ストレージ | 256GB/512GB/1TB(samsung.comのみ) |
OS | Android 12L |
カメラ | アウト:約1200万画素(超広角) +約5000万画素(広角) +約1000万画素(光学3倍) /イン:約400万画素 /カバーカメラ:1000万画素 |
バッテリー容量 | 4400mAh |
カラバリ | Gray Green、Phantom Black、Beige |