宮城の人気ラーメン店が「ラーメンWalker宮城2022」(発売中)の読者のために、限定麺を出す「プレミアム限定麺」シリーズ。「元気になれる一杯」をテーマに、7店舗がバトンをつないでいく。6回目となる22年8月は、仙台屈指の人気を誇る「麺匠ぼんてん」が登場。キンキンに冷えた一杯で、宮城の暑い夏をクールダウンさせる!
【2022年8月の平日開催 ※定休日、8月12日(金)・15日(月)は除く】梅生姜が決め手の冷やし鶏白湯ラーメン
「梅生姜の冷し鶏白湯」(1300円)。1日20杯限定
猛暑が続く今年の夏。夏バテで食欲が減退している人も多いはず。そんな人たちにもぜひ食べてほしいのが、今回考案した梅生姜の冷し鶏白湯(パイタン)だ。
スープは鶏ガラをじっくり炊いた白湯で、煮干しなど魚介のダシも効いている。それを単に冷やしラーメンで出すのではなく、ひと工夫。ゼリーのようなジュレ状に仕上げたのだ。鶏白湯はもともとコラーゲンが豊富で、その特性を活用。たっぷりの氷を添え、キンキンに冷やしたジュレはプルプルとした食感がたまらない。また、舌の上でとろけて、鶏の濃厚な旨味が広がっていく。麺は中太平打ち。加水率が高く、みずみずしい。茹でる前に手でもむことで縮れとなり、スープとよく絡む。
これだけでも完成度が高いが、さらにもう一つ仕掛けがある。それが特製の梅生姜。皮ごとすりおろした生姜にたたいた梅とシソを合わせたもので、ほぐしてスープや麺に絡めるとさわやかな味に変化していく。梅は「梅庵 宗久」(宮城・蔵王町)の蔵王梅、生姜は高知県産と、厳選素材を用いているのもポイントだ。
「麺匠ぼんてん」の創業は2010年。以来、素材の旨味を引き出した体に優しいラーメンで、激戦区・仙台駅東口で根強い人気をキープ。「ミシュランガイド宮城2017」では、仙台市内のラーメン店として当時唯一、ビブグルマンとして掲載された。
店主の沖田朋佳さんは旭川、仙台、大阪、そして埼玉と全国各地の店を渡り歩き、ラーメンの腕を磨いた。特に大きな影響を受けたのが、埼玉・武蔵浦和の名店「麺匠 むさし坊」。そこで出会ったうま味調味料に頼らない、素材の旨味を引き出した無添加スープが「ぼんてん」のルーツになっている。
生産地に足を運び、自分の目で確かめた素材を使うのもこだわり。今回の「梅庵 宗久」の蔵王梅もまさにそれで、沖田さんがほれ込んだ逸品だ。「梅と生姜で免疫力を上げて、暑い夏を乗り切ってください」(沖田さん)。さわやかな酸味がクセになる、梅生姜の冷し鶏白湯をぜひご堪能あれ!
【実施日】2022年8月の平日。但し定休日、8月12日(金)・15日(月)は除く。1日20杯限定
【麺匠ぼんてん】
住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡4-4-7 STAGE21 1F
電話:非公開
時間:11時~14時30分、土曜・日曜・祝日11時30分~14時(LO各15分前)
休み:火曜、2022年8月12日(金)~15日(月)
席数:9席(カウンターのみ)※禁煙
駐車場:なし
交通アクセス:仙台市営地下鉄東西線宮城野通駅北1出口より徒歩2分
※限定麺を食べるには必ず「ラーメンWalker宮城2022」が必要です。食券購入時または注文時に店舗スタッフに提示してください(1人1冊、電子版不可)
※店舗の諸事情により「ラーメンWalker宮城2022」に掲載している価格が変更になります。あらかじめご了承ください。
【ラーメンWalker宮城2022プレミアム限定麺参加店舗】
2021年11月「仙臺 くろく 定禅寺」(終了)、12月「だし廊 -NIBO-」(終了)、2022年2月「沼田商店 麺組」(終了)、4月「だし廊 -DASHIRO-」(終了)、6月「だし廊 -BUSHI-」(終了)、8月「麺匠ぼんてん」、9月「だし廊 -Mix-」
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