エレキギターをコンセプトに開発、ピエゾドライバーも搭載したハイブリッド型イヤホン
日本限定100台、FAudioの7周年記念モデル「Mezzo」発売
2022年07月22日 16時00分更新
ミックスウェーブは7月22日、FAudioの7周年記念モデル「Mezzo」を日本限定100台で発売すると発表した。発売日は7月29日。価格はオープンプライス。店頭での販売価格は29万円台になる見込み。
4ドライバー搭載のハイブリッド型イヤホンで、低域を担当するダイナミック型ドライバー、中域・高域を担当するバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー、フルレンジで使用するBAドライバー/ピエゾドライバーをそれぞれ使用している。
エレキギターの箱鳴りトーンコントロール機能を
エレキギターをコンセプトにしている。エレキギターの「セミホロウボディ」(ホロウは空洞という意味)をヒントに、ダブルレイヤーピエゾドライバーでボディーの微振動をシミュレート。音の立ち上がりや響きの良さを助けている。また、ストラトキャスターのピックアップデザインからもインスピレーションを得ている。トーンコントロールスイッチのように、広範囲な音の変化を楽しめる「Personal Tuning Control」機能を搭載した。
Personal Tuning Controlでは、スイッチ調整で発生する位相特性や周波数特性の変化も長い時間をかけて研究しており、過去の発表製品の中で最も複雑なチューニングを施したクロスオーバー回路になったという。この回路の中核はPCB基板上に置いている。低域を担当するダイナミック型ドライバーは2019年に発売した「Major」と同じ直径10mmのダブルレイヤーダイヤフラムダイナミックドライバー。Majorはこれをシングルダイナミック構成で使用していたが、Mezzoはハイブリッド構成となるため配置など物理的な要素を精密に調整して移植している。