Core i9-12900H+GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUを搭載
薄型ボディにハイエンドな性能を詰め込んだ17.3インチゲーミングノートPC「Stealth GS77 12U」シリーズレビュー
続いては、アプリ性能をチェックする「PCMark 10」。結果はスコアが7415と非常に高かった。Apps ScoreやSpreadsheet Scoreがいずれも14000を超えており、ゲームだけでなくビジネスワークでも威力を発揮する。
次に、3DCG性能をチェックする「3DMark」から、「Time Spy」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike」の3種を実行した。
結果は、Time Spyでスコアが9954と1万に肉薄。Fire Strike Extremeが12439、Fire Strikeが22731と、ゲーミングノートとしては、ハイレベルと言えそうだ。
ゲーミング性能を見るために、ゲームのベンチマークテストを行なった。まずは、定番の「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」から。
結果は、解像度2560×1440ドットでグラフィックが最高品質でもスコアは15958で、平均フレームレートも約110fpsと「非常に快適」。解像度1920×1080ドットでグラフィックが最高品質の場合、スコアは21178、平均フレームレートは約149fpsと余裕だった。
次に少々重めの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク」で行なってみた。結果は、解像度2560×1440ドットだとグラフィックが軽量品質でスコア12228の「非常に快適」となった。解像度1920×1080ドットだと、グラフィック標準品質でスコア12605の「非常に快適」となっている。このことから重めなゲームの場合は、グラフィックや解像度を調整すれば、十分楽しめることがわかった。
レイトレーシングのベンチマークテストも行なった。「V-Ray Benchmark 5.0.20」を使用し、「V-Ray」と「V-Ray GPU RTX」の2種を計測している。
結果は、V-Rayのスコアが12488vsamples。サイトのベンチ結果によると、よりスレッド数の多いCPUを凌駕するレベルだった。一方、V-Ray GPU RTXのスコアが1545vraysとなっており、同様にサイトで確認すると、GeForce RTX 3070Ti Laptop GPUとしては好記録となっている。
最後に、バッテリー駆動時間を「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を使ってチェックした。画面の輝度は20%で「GAMING MODE」をオフにして計測している。
結果は5時間7分で、このスペックのマシンとしては好結果と言える。バッテリー容量は6250mAhで重量は2.8kgなので、重量とバッテリー駆動時間とのバランスがかなり取れたマシンである。
パワフルなゲームをこなしつつクリエイティブな作業にも
実際にゲームをプレイしたが、17.3インチだと画面も見やすく、色味もきれいでかなり快適。パワフルなマシンだが、ファンの音は負荷がかかったときでも思ったより大きな音にならず、約30cm離れた正面で約47dBAだった。例えるなら、雨が降っている程度のノイズだ。
発熱に関しては、キーボードの一部(特に左側)やヒンジに近い部分を赤外線温度センサーで計測してみると43℃〜45℃となるため、キーボードを操作していると指先が温かく感じる。パームレスト部分は温度上昇しないので、操作には支障ないが、気になる人はいるかもしれない。
17.3インチ液晶ディスプレーで解像度は2560×1440ドット、色合いもDCI-P3相当ということから、ゲームだけでなくクリエイティブな使い方もいけそうだ。セカンドディスプレーを接続すれば快適に作業できるだろう。
「Stealth GS77 12U」シリーズ(GS77-12UGS-077JP)の実売価格は36万9800円前後。これだけの性能を備え、スタイリッシュなデザインで持ち運びも容易いので、PCゲームを始めようという人に最適。仕事にも使えて自宅で自分のマシンを使ったテレワークを行なっている人にもオススメできるゲーミングノートPCだ。
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