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2つのフルHD液晶を備える「Tri-Screen」をレビュー

ノートPCを3画面に魔改造!合体型モバイルディスプレーは使いこなせば超快適

文●高橋佑司 編集●ASCII

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USB Type-Aしかない場合は変換アダプターが必要

 映像出力可能なUSB Type-CポートやHDMIがない場合は、USB Type-A端子をHDMIに変換するアダプターなどが必要になるだろう。

 今回、StarTech.com製のHDMI変換アダプターを使用してみたところ、USB 3.2 Gen 1からHDMIで2画面出力が可能だった。ただし、別の古いPCでUSB 2.0ポートに接続した場合は映像出力ができなかったので、PC側のポートが古い場合は使えないようだ。なお、USB 2.0でも電源供給のみなら可能だった。

USBのType-A端子1基からHDMIを2系統出力できるアダプター。USB 3.2 Gen 1に接続した場合は問題なく2画面表示できた

製品にはUSB Type-C to Type-C、USB Type-A to Type-C、HDMI to mini HDMIのケーブルが2本ずつ付属している。基本的にはケーブルは付属のものだけで足りるようになっている

使用条件はいくつかあるが
昨今のノートPCなら概ね対応可能

 現在発売している各メーカーの最新ノートPCであれば、Thunderbolt 4のような最新のインターフェースを2基搭載しているものは多い。そうでなくても、ここ3、4年ほどで発売された製品ならば、Thunderbolt 3やAlt Mode対応のUSB Type-Cポートは多くの製品が備えている。

 これらの端子があれば、ケーブル1本で映像出力できるので特に使いやすいはずだ。また、HDMIポートがある場合でも、電力供給のためのUSBポートが別に必要となるものの、変換アダプターなどは使わずに使用できる。

 気になるのはUSB Type-Aポートのみしか搭載していない古いノートPCだが、その場合は前述の通りアダプターが必要になるだろう。USB 2.0では映像出力できなかったが、現役のノートPCならUSB 3.2 Gen 1を搭載している場合がほとんどだと思うので、大体の人は使えるはずだ。

 ただし、その場合はアダプターを接続するUSB Type-Aと別に、電源供給のためのUSB Type-Aが2つ必要になってくる。JAPANNEXTのTri-Screenシリーズを購入する際には、自身のノートPCのインターフェースを確認しておこう。

 使用方法にややクセがあるとはいえ、携帯性にも優れながら、ノートPCの表示範囲を非常に大きく拡張できるTri-Screen。さながらウルトラワイドディスプレーのように、視界を覆うほどの広大な作業範囲を確保できるだけに、作業効率の向上に大きく貢献してくれるだろう。

 ノートPCユーザーで、画面の狭さに辟易しているような人には、ぜひ試してみてほしい製品だ。


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