2つのフルHD液晶を備える「Tri-Screen」をレビュー

ノートPCを3画面に魔改造!合体型モバイルディスプレーは使いこなせば超快適

文●高橋佑司 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ディスプレーの映像出力は
左右それぞれに接続する必要あり

 ただ、そんな「Tri-Screen」シリーズには、使用時にちょっとした注意点がある。2つのディスプレーは電気的に繋がっているわけではなく、それぞれが独立したディスプレーとして駆動している。そのため、ケーブル1本で2つの画面を表示することはできず、それぞれに映像入力と電源供給が必要になるのだ。

 1つのディスプレーを駆動させるためには、ノートPC側の映像出力に対応したUSB Type-Cポート1基か、もしくはHDMI+USBの2ポートが必要になる。そのため、2画面を出力するためには最大4本のケーブルが必要になってしまう場合がある。

各ディスプレーの側面にケーブルの入力ポートがある。USB Type-C×2とmini HDMIが用意されているが、USB Type-Cだけで映像出力する場合、スーパースピード(SS)のマークが印字されたほうに接続しないと映らない。もう一方のUSB Type-Cポートは電源供給のみ可能だ

 必要なケーブル数は、ノートPCが搭載しているポートのスペックによる。Thunderbolt 3やThunderbolt 4、あるいはUSB4といった最新規格のポートを搭載していれば、最も簡単に映像出力できる。

 あるいは、USB Type-Cのポートで「Alternate Mode」(Alt Mode)による映像出力に対応しているものも、同様にケーブル1本で使用できる。

 上記のような映像出力可能なUSBポートを持たない場合、HDMIポートがあれば、そちらからも映像出力が可能だ。ただし、HDMIでは電源供給ができないので、もう1本ケーブルを繋いで電源を確保する必要がある。

筆者のノートPCの場合、左からThunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen 1(USB 3.1 Gen 1/USB 3.0)、そしてHDMI端子を備えている。このようなPCの場合は、Thunderbolt 4各1本で2つの映像を出力できる

ただし、本機の場合はThunderbolt 4をAC充電用のポートとしても使うため、1基は空けておきたい。その場合は、HDMIで映像を出力し、USB 3.2 Gen 1から電力を供給することでも画面が表示できる

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
11月
12月
2021年
08月
09月
10月
2020年
06月
07月