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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第340回

米軍車両ハンヴィー、車両維持費だけでなく修理費や改造費もかかっています

2022年07月17日 17時00分更新

文● むきみ(@TK6506) 編集● ASCII

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任意保険と燃料で9000円

 前回(第339回「米軍車両ハンヴィーの気になる車両維持費、燃料代を除けば月1.5万円です」)、ハンヴィーの維持費は車検と税金、自賠責保険でだいたい年に18万円ぐらいと書きましたが、そのほかにもちろん燃料代と任意保険もかかります。

8年前、初めてハンヴィーを見に行った時の写真です

民生品の屋根を軍用の物に交換してくれるとのことで、購入前に交換作業がありました

 燃料タンクの容量は25ガロン。リットルに直すと94.6リットルも入るので最近の値上げがツラいです。軽油とはいえ、なんせ2年前のハイオクを上回るほどの爆上げですからね。給油量は毎回60Lぐらいで、以前なら6000円台で済みましたが今だと8000円を超えてしまいます。燃費は約5km/リットルで、給油回数は遠出をしたりしなければ2ヵ月に1回といったところです。

 任意保険は年間6万円弱なので月5000円。燃料代を月4000円とすると合わせて9000円になります。

修理は思ったより少ない月1万円

 それからちょいちょいある修理と、あとこれは自分の勝手な無駄遣いですがモディファイにもお金を持っていかれます。

 これまでの修理は、シャフトブーツの交換に各部のシール交換、タンクのガスケット交換、パンク修理、オイル漏れ修理などなど。エンジンが冷えているときに作動するグロープラグのコントロールユニットが故障した時は、8本あるグロープラグも全部死んでしまったため、合わせて15万円ぐらいかかってしまいました。

あちこちのシールを交換する重整備を何度かやっています

 エンジンオイルとクーラントが漏れた時には16万円、燃料ポンプの漏れは5万円、燃料タンクの燃料漏れも5万円と、あちこち漏れてはお金が出ていき、ボールジョイントやシール類の交換も毎回数万円の出費。ハブのがたつき修正にも12万円かかったりして、購入してから8年で100万円弱が消えていきました。

 でもまあ、そう言っちゃうと高く聞こえますが、年に直せばおよそ12万円で、月なら1万円。修理にはもっとかかってるような気がしていたので、思ったよりは安く済んでいました。

タイヤ&ホイールは一撃80万円!

 修理よりもっとお金がかかってるのがモディファイです。アンテナを追加したり無線機を積んだり、消火器を取り付けてみたり。その辺が合計でざっくり60万円ぐらい。

 めっちゃ高かったのがタイヤとホイールで、4本でなんと80万円! 1セット20万円と聞いた時は4本1セットということかと思ったんですけど、タイヤとホイールのセットという意味でした。実際はその4倍です。

最初に付いていた初期型タイヤと初期型ホイール

外径37インチの新型タイヤと最新型ホイールになりました。お値段80万円

 最初に付いていた初期型タイヤがもう限界で、溝の残りがほとんどなかったんですよね。振動もひどくて時速40kmぐらいからガクガクブルブル。ホイールバランスを取り直してもいまいち直らなかったので、ホイールが原因なのかもしれないと思い、ホイールも交換しました。タイヤに比べると安かったですし。

 初期型のタイヤは外径が36インチでしたが、新しいタイヤは主流の37インチ。ホイールも、外側と内側を8本のボルトで固定している最初期型のホイールから、24本ボルトの最新型になりました。いろいろと装備が増えて重くなったハンヴィーを支えるため、ボルトを増やしてホイールの合わせを強力にし、空気圧を上げられるようになっています。

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