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FCNT、福島県会津若松市の中山間地域で健康づくりを支援する実証事業を9月に開始

2022年07月14日 18時00分更新

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 FCNTとアイラは7月14日、福島県会津若松市の中山間地域の地域運営組織である「みんなと湊まちづくりネットワーク」および「大戸まちづくり協議会」と協働し、「認知症やフレイル対策を含めた地域の健康づくり」と「地域コミュニティのつながりづくりと活性化の促進」を目的として、アイラの提供する「ささえiコミュニティサービス」をプラットフォームとし、FCNTの提供する「あたまと体の元気パック」の実証事業を9月より実施すると発表した。

 アイラは、2017年から会津若松市の委託を受け、市内の湊地区においてコミュニティー情報プラットフォーム「みなとチャンネル」を開発・運営している。本年8月からは、新たにビデオ対話機能を搭載し、地域のコミュニケーション促進を強化した地域生活支援サービス「ささえiコミュニティサービス」として、湊地区および大戸地区において展開し、地域のコミュニティ強化を図る。

 FCNTは、このコミュニティプラットフォームと「らくらくスマートフォン」などの開発で培ったノウハウを活用し、認知症・フレイル予防支援サービス「あたまと体の元気パック」を開発。あたまと体の元気パックとささえiコミュニティサービスを連携させ、地域住民の健康づくりを支援するとともに、軽度認知障害(MCI)、フレイルなど認知症発症リスクが高い高齢者の早期発見・早期対応につなげ、地域の認知症・フレイル対策を推進する。

 本実証事業では、あたまと体の元気パック・ささえiコミュティサービスが搭載された、高齢者向け支援端末「hoam(ホーム)」を高齢者の家庭、または集会所などの地域のコミュニケーション拠点に設置し、地域の方が手軽に健康づくり、健康チェックを実施できる環境を準備する。

 サロンや通いの場などの社会活動や、脳トレゲームや体操、地域の担い手による日々のコミュニケーションなどのデータを活用して疾病予防、重症化予防を行なうとともに、いち早く高齢者の心や体調の変化に気づき、地域運営組織をはじめとする関係機関と連携しながら、適切な対応がとれるコミュニティの形成を目指す。

 また、実証事業に先立ち、7月27日・28日に仙台国際センターで開催される「地域×Tech東北」に、あたまと体の元気パックとささえiコミュニティサービスを共同出展する。

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