ライアットゲームズの藤本氏、RAGEの大友氏、GALLERIAの森畑氏に直撃
eスポーツの歴史に残る2日間、日本最大級のVALORANT大会を支えたキーマン3人にインタビュー「到達点ではなくスタート地点」
2022年07月20日 13時00分更新
6月25日・26日、さいたまスーパーアリーナでタクティカルFPS「VALORANT」の国内大会「2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan Stage2:Playoff Finals」が開催された。チケットは完売し、2日間の来場者数は2.6万を記録。国内eスポーツ史上最多動員数を更新するイベントとなった。
大会の結果は既報のとおり、先の大会「VCT Masters」で世界3位という偉業を成し遂げた「ZETA DIVISION」に「NORTHEPTION」が勝利。まだまだこれから日本のVALORANTの競技シーンが面白くなるぞ! という期待感も生まれた大会となった。
さいたまスーパーアリーナに日本のeスポーツの夢が詰まっていた
大会を実現させたキーマン3名にインタビュー
話は変わるが、私はVALORANTがローンチされる前から、とくにFPSジャンルのeスポーツシーンを追いかけていた1人だ。日本のeスポーツシーンはここ最近かなり盛り上がりをみせているが、それでも世界と比べると……なんて話もずっと聞いてきた。
そして今回の、さいたまスーパーアリーナでの開催。万単位のファンが集い、会場に入った際には、誰もが知るアーティストのライブかと錯覚するくらいの賑わいだった。さらに、チームがラウンド取得したとき、スーパープレイが出たときなどには、応援用のスティックバルーンの音が広い会場が揺れるくらい鳴り響き、日本でもついにここまできたかと感動を覚えた。
もちろんeスポーツチームのVALORANT部門があり、彼らを応援するファンがいたからこその今回の大会だが、やはりそれだけでは日本のeスポーツシーンとしては最大級といえる会場での大会は実現しない。そこで今回は、本大会を支えた3つの企業の3人のキーマンにインタビューを実施した。
インタビューさせてもらったのは、VALORANTを手掛け、本大会を主催するライアットゲームズ 社長/CEOの藤本 恭史氏。本大会の運営を担うeスポーツイベント「RAGE」で知られるCyberZの執行役員、およびRAGE総合プロデューサーの大友 真吾氏、そして、VCT発足時からゲーミングパソコンをはじめ大会運営に必要な機材を提供し、協賛企業としても大会を応援するGALLERIAの森畑 崇氏。この3名に、eスポーツファンが熱狂した本大会について聞いてきた。