JENESISは、アイワ株式会社からデジタル分野での「aiwa」ブランドの商標使用権を取得。今年8月から「aiwaデジタル」シリーズで製品を順次発売すると発表した。
ソニーと合併後に国内では1度製品がなくなっていたアイワ
JENESISが商標権を取得してデジタル機器をリリース
第1弾のラインアップとして、10.36型Androidタブレットやスマートフォン、2in1 Windowsタブレット、スマートウォッチなどを予定しているとしている。また年内で計画している第2弾製品の開発・製造を進めているとのことだ。
「アイワ」は、元は愛興電気産業として1951年に創業。その後にブランド名であるアイワに社名が変更された。1960年代にソニー傘下に入り、各種オーディオ機器を始め、コンパクトカセットプレイヤーなど、特にコストパフォーマンスに優れた製品で人気ブランドとなった。2002年にはソニーに合併、一旦ブランドも消滅している。その後、ソニーの高性能ラジオの製造などで知られる十和田オーディオがソニーから商標を譲り受け、子会社としてアイワ株式会社を設立。aiwaブランドを冠したテレビやラジカセ、ラジオなどが販売されている。
一方、JENESISはJNSホールディングスの子会社で、ソースネクスト向けの「ポケトーク」や業務用タブレットといった電子機器の製造・開発を事業内容としており、深圳に自社工場も持つ。今回本格的にエンドユーザー向けデジタル機器の販売に取り組むことになる。