高コスパのPCIe 4.0対応M.2 SSD、ADATA「LEGEND 840」は新定番になりそう? PS5増設&エルデンリングも試した
エルデンリング、スパイダーマンともに
システムSSDとのロード時間の比較で差を感じることはなかった
PS5用タイトルである「ELDEN RING」を内蔵ストレージから増設ストレージへとプログラムを移動するのに要した時間は38.23秒。45GB以上の容量があるが、あっさり終わる。ELDEN RINGについては、起動時間(PRESS ANY KEY表示まで)、CONTINUEでのロード、エレの教会付近から漂着墓地の祝福への移動(ファストトラベル)の時間を計測してみたが、システムSSDとほぼ変わらず、ファストトラベルはLEGEND 840のほうがわずかに速かったくらいだ。
また、正確な時間は計測できていないが、死んだ後に祝福から再スタートする際のロード時間も、システムSSD、LEGEND 840とも6~7秒といったところで、両者の違いは感じられなかった。
増設SSD(LEGEND 840) | システムSSD | |
---|---|---|
PS5読み込み速度 | 5029.225MB/s | |
エルデンリングの移動(システム→増設) | 38.23秒 | |
エルデンリング起動 (PRESS ANY BUTTON表示まで) |
12.91秒 | 12.99秒 |
エルデンリング起動 (CONTINUEでのロード) |
7.06秒 | 6.68秒 |
エルデンリング (祝福へ移動) |
5.91秒 | 6.11秒 |
Marvel's Spider-Man起動 (START表示まで) |
38.57秒 | 37.92秒 |
また、「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」の起動時間(START表示まで)もシステムSSDとの差はわずか。どんな作業をしても意識してもわからないレベルで、システムSSDとまったく同じように使える印象だった。
この結果からすると、シーケンシャルリードが公式の推奨より500MB/sほど足りない点やHMBが使えない点は、あまり気にすることはないのではないだろうか。
また、室温27度の室内でエルデンリングを2時間ほどプレイした直後、地図を開いたままの状態でカバーを開けてFLIR ONEでサーモグラフィを撮影してみたところ、SSDの一番熱い部分でも50度以下と発熱面もまず不安はなさそうだ。
PCIe 4.0x4対応SSDとしては最も安価なクラスなのに性能は十分
PC向けにもPS5でも安心して使える有力な選択肢
LEGEND 840の原稿執筆時点でのAmazon.co.jpでの販売価格は、512GBモデルが1万円弱、1TBが1万7000円台だ。容量単価からすると1TBのほうがお買い得で、PCIe 4.0x4対応SSDとしては一番安価なクラスに入りそうだ。それでいて性能も十分なので、PC向けとしても、PS5の増設向けとしても、コストパフォーマンスの部分は文句なしといえる。
特にPS5向けとしては、完全に要件を満たすSSDは高価なものがほとんどであることを考えると、LEGEND 840はかなり有力な選択肢と言える。メーカー側でも公式にPS5動作確認済みとうたっているので、安心して利用できるのも強みだろう。
→Amazon.co.jpへのリンク(LEGEND 840 512GBモデル)
→Amazon.co.jpへのリンク(LEGEND 840 1TBモデル)
(提供:エイデータテクノロジージャパン)
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