ICTを活用した学校向けメンタルヘルスケアサービスを展開するWelcome to talkは6月20日、インターネットと通信制高校の制度を活用した「ネットの高校」を運営する角川ドワンゴ学園と包括的な業務提携契約を締結した。
本提携では、Welcome to talkがこれまで教育機関に特化したメンタルヘルス事業および「オンライン健康相談」サービスで培ったノウハウやこころの専門家ネットワークに、角川ドワンゴ学園が有するテクノロジーや最先端のオンライン学習を掛け合わせていくことで、心理状態の可視化などを実現し、学校における近未来型のメンタルサポート体制を社会実装することを目指す。
具体的な取り組みとして、角川ドワンゴ学園が設置する高等学校および運営する教育事業に対して、医師・心理士によるカウンセリング等を通じて個々の心理状態を早期に確認し、最適なメンタルサポートを実現。インターネットを介した認知行動療法など、最新の学術または研究を組み合わせたコンテンツ開発や学校保健に関してのアドバイスを実施する。
また、デジタルバイオマーカーや音声感情センシング技術、VR(バーチャルリアリティー)におけるカウンセリングのあり方などについて研究開発および学校保健へ実装展開する。さらに、数理モデルによるシミュレーションとデータサイエンスから心理状態の予測システムに関する研究開発にも取り組むという。