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モバイルするサブ機にもオススメ。旧モデルでさらにオトクな「FRT230P」も要チェック

3万円台でタブレット/ノートPCとして使える! メールやWebブラウジング、動画視聴、読書に使えるお手頃2 in 1タブレット「FRT250P」

文●山口優 編集●八尋/ASCII

提供: インバースネット株式会社

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仕事にもエンタメにも見やすく使いやすいディスプレー
タイピングしやすいキーボードも魅力

10.1型WUXGA(1920×1200ドット)のディスプレーを採用している。IPS方式のため、視野角が上下左右 170度と広いのが特徴

 ディスプレーは、サイズが10.1型、解像度がWUXGA(1920×1200ドット)、アスペクト比が16:10で、一般的なフルHD(1920×1080ドット)より縦方向の情報量が少し多くなっている。たった120ピクセルの差だが、このちょっとした余裕があるかどうかで使い勝手が思った以上に変わる。

 例えば、Windows 10のタスクバーを出した状態でもフルHDの動画や画像をまるまる表示できる。Excelの表なら4行ほど余分に表示可能だ。縦画面にしたときのアスペクト比が電子コミックの単ページとほぼ同じなので、ページをフルスクリーンで表示した際に余白ができにくく、コミックも読みやすい。仕事にもエンタメにも使いやすい解像度とアスペクト比だ。

縦画面にしたところ。電子コミックの単ページとほぼ同じアスペクト比なので、全画面表示の際に余白ができにくく読みやすいのがうれしい

 またIPS方式のパネルを採用しており、視野角、色再現性ともに優れている。斜めから見ても色味の変化が少ないため、机に置いて使う場合はもちろん、ソファーやベッドに寝そべりながら使う場合でも画面が見やすい。ちなみにディスプレーは10点マルチタッチに対応しており、スワイプやピンチイン、ピンチアウトなどのジェスチャーも操作しやすかった。

 キーボードはキーピッチが実測で約16.5mm、キーストロークが約2.5mmとなっている。手が大きめの人だと少し窮屈さを感じそうだが、十分タッチタイピングできるサイズではある。キー配列も標準的だが、DelキーとBackSpaceキーが並んでいるなど変則的な配置もあるので、多少の慣れは必要になりそうだ。

キーボードは標準的な配列で、キーピッチは実測で約16.5mmほどだった。最初はやや窮屈に感じたが、問題なく快適にタイピングできた

 タッチパッドはかなり小さく、とくに天地の幅が狭い。精度やレスポンスは問題ないので、慣れればある程度スムーズに操作できるが、しっかりと作業に使う際はマウスを用意したほうがいいかもしれない。

キーボードの背面。キーボード側には熱を持ちやすいパーツが搭載されていないので、長時間膝の上に乗せて作業していても不快な熱を感じないのはありがたい

本体とキーボードのドッキング部分は少し出っぱっており、ディスプレーを開いたときに、キーボードの奥側を持ち上げてキーボード面に傾斜がつくようになっている

動画視聴や文書作成などには不足のない性能

 デタッチャブルタイプの2 in 1タブレットの場合、本体側にCPUやストレージ、メモリー、バッテリー、などの主要パーツをすべて収めなければいけないため、省電力性を重視したCPUを採用する傾向にある。FRT250Pも、ノートパソコンなどに搭載されることの多いインテルCoreプロセッサーではなく、ローエンドのCeleron N4120(最大2.60GHz、4コア/4スレッド)を採用している。GPUはCPU内蔵のインテル UHDグラフィックス 600で、メモリーは4GB、ストレージは64GBのeMMCが搭載されている。

 一般的なノートパソコンや、コンバーチブルタイプの2 in 1パソコンに比べると、全体的にパフォーマンスは低め。しかし、ローエンドとはいえ4コア/4スレッドのプロセッサーなので、日常的な用途には十分な性能を持っている。

 ベンチマークテストをいくつか実行してみたが、「CINEBENCH R23」ではマルチコアが1024pts、シングルコアが424ptsという結果だった。現行のCoreプロセッサーなどに比べると物足りなさを感じるが、Webブラウジングや動画視聴、軽い文書作成などであれば、ストレスを感じずに使うことができるレベルだ。

CINEBENCH R23の結果

 PCMark 10は、総合スコアが1618、PCの基本性能を示すEssentialsが4228、ビジネスアプリの性能を示すProductivityが2758、クリエイティブ系アプリの性能を示すDigital Content Creationが986となった。この結果を見ても、ビデオ通話や動画視聴、Webブラウジングなどの普段使いには、問題ない性能であることがわかる。

PCMark 10の結果

 このほか、ストレージ性能もCrystalDiskMarkでチェックしてみたところ、以下のようになった。

CrystalDiskMarkの結果

 eMMCということもあってそこまで高速ではないが、ランダムアクセスはHDDよりかなり速い。実際、OSやアプリの起動時間もHDDと比べると短く、日常用途で使う分にはストレスを感じることはなかった。

3万円台でモバイルのおともやサブマシンに!
よりお手頃な旧モデルも要チェック

 デタッチャブルキーボードを装着することで、クラムシェル型のノートパソコンとしても使える2 in 1タブレットFRT250P。Celeronを採用しているため、画像や動画の編集などの負荷の高い作業には向かないが、Webブラウジングやメール、SNS、動画視聴、軽い文書作成などの日常的な用途なら十分役に立ってくれる。

 直販サイトのFRONTIERダイレクトストアでは3万6800円というかなりリーズナブルな価格で販売されているので、コスパのよいタブレットやノートパソコンを探している人はぜひ注目してみてほしい。

 なお直販サイトでは、ディスプレー解像度とプロセッサー以外は本製品とほぼ同等の旧モデル「FRT230P」も併売されている。ディスプレーはWXGA(1280×800ドット)、CPUは1世代前のCeleron N4020となるが、より手頃な3万2800円で購入できる。少しでも安く実用的なデバイスを購入したい人は、あわせて検討してみてはいかがだろうか。

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