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「まごチャンネル」徳島県東みよし町で実証実験へ。高齢者の見守りで地域と企業が連携

2022年06月14日 18時00分更新

文● ASCII

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「まごチャンネル with SECOM」を活用した高齢者の見守りサービスの実証実験

 チカクは6月14日、徳島県東みよし町、東みよし町社会福祉協議会、セコムの協力のもと、セコムの見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」を活用し、徳島県 Society5.0 推進事業の一環として、高齢者の見守りサービスの実証実験を10月より本格的に開始すると発表した。それに伴い、本実証実験に参加する10世帯を募集する。

 東みよし町では、エイジテック(高齢者向けテクノロジー)という新しいテクノロジーを活用し、遠く離れた家族間の物理的な距離を縮めるだけでなく、家族間の自助意識を高めることで、高齢者がより安心して快適な日常生活を営むことができるまちづくりを推進していくために本実証実験を開始する。

 まごチャンネル with SECOMは、セコムとチカクが協働して開発した「たのしい、みまもり。」がコンセプトの高齢者向け見守りサービス。まごチャンネルを通じて、家族がスマホアプリで撮影した動画や写真を実家のテレビで楽しむことができ、家族側ではまごチャンネル本体に接続したセコムの環境センサーからの情報をもとに「みまもりアンテナ」アプリを使って、離れて暮らす実家の起床や就寝、室内の温湿度の確認や熱中症危険度の知らせを受け取れる。

 今回の実証実験では、高齢者宅にまごチャンネル with SECOMを設置し、家族から動画や写真を送ることによる家族間のコミュニケーションを図り、環境センサーからの情報による自助意識の強化を目指す。また、行政等からも高齢者宅のまごチャンネル with SECOMに地域・介護・防災情報を配信し、その視聴履歴を確認しつつ、一定期間、その視聴履歴ならびに起床・就寝通知を確認できない場合には、東みよし町社協が直接、安否を確認する体制を構築していく。実証期間は10月から2024年3月までを予定している。

 現在、実証実験に参加を希望する10世帯を募集している。参加条件は以下の通り。なお、実証実験期間中は本体費用、月額利用料等の費用負担はない。

1.町内に居住する65歳以上の高齢者
2.自宅にHDMI端末対応のTVがある人(※Wi-Fi等の通信環境の整備は不要)
3.動画や写真配信に協力できる町外に居住する家族を持つ人
※応募者が多数の場合、見守りの必要度等を勘案したうえで決定する。

 参加希望や質問等は、東みよし町福祉課(0883-82-6306)、東みよし町社協(0883-82-6309)にて受け付けている。

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