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東北大など、超小型衛星「HOKUSHIN-1」を2023年度打ち上げ

2022年06月08日 06時50分更新

文● MIT Technology Review Japan

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東北大学、北海道大学、室蘭工業大学が共同で取り組む超小型人工衛星「HOKUSHIN(ホクシン)-1」の開発が本格的に始動した。HOKUSHIN-1は、将来の月以遠ミッションを実施するためにシリーズ化された技術実証衛星の第一弾である。2023年度中の打ち上げを予定している。

東北大学、北海道大学、室蘭工業大学が共同で取り組む超小型人工衛星「HOKUSHIN(ホクシン)-1」の開発が本格的に始動した。HOKUSHIN-1は、将来の月以遠ミッションを実施するためにシリーズ化された技術実証衛星の第一弾である。2023年度中の打ち上げを予定している。 HOKUSHIN-1では、高度約400キロメートルの地球周回軌道上で、将来の深宇宙探査ミッションに向けた新技術の実証実験を実施する。具体的には、「大学地上局による軌道決定」「コンパクトで効率的な推進装置」「大電力発電が可能な展開式太陽電池パネル」の3つの技術を実証する予定。 HOKUSHIN-1は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)が実施する、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出機会を利用した「国内大学向け超小型衛星放出機会の提供(J-CUBE)」プログラムの2021年度公募で採択された。

(中條)

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