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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第205回

スマホの料金を安くしたいのに、格安SIMには強い抵抗感がある人への説得材料を考えた

2022年06月06日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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詳しい人には想像できないような理由で
格安SIMを避けているひともいる

 そのほかの例では「個人情報が抜かれるの嫌だ」という人もいる。安いサービスは個人情報の横流しで利益を穴埋めしているなど都市伝説や陰謀論的なものを信じてしまっているようだが、説得するなら、ドコモからahamo、auやソフトバンクからサブブランドへ、というように同一会社での移行を勧めれば納得してもらえそうだ。

 また、違約金などにおける間違った理解、長期間利用で格安SIM以上の大幅割引が適用されているという誤解や、ポイントが溜まっているので解約すると無駄になるといったものもある。不安に思っていることがあるなら、ひとつひとつ問い合わせておくことが重要だ。

 そして、一度解約するとブラックリストで二度と契約できなくなるという点については、キャリアが出戻り者を勧誘している事例や、ネットで検索してケータイの契約と解約を継続的に繰り返している人たちの事例でも見せれば納得してもらえるのではないだろうか。

 そのほかにも想像を超えた拒否理由を聞くことがある。個人間で話されていることで、ネットでも見られない驚く話もあるが、冷静に説得してみてほしい。

説得しやすい乗り換えはキャリアメールを残して
同系列の格安サービスへ

 頑なに乗り換えを拒否する人への提案は、前述したように、同系列のオンラインプランかサブブランドがよく、その上でキャリアメールを残せることも可能であると説明すれば、かなり心理的なハードルは下がるだろう。

 それでもドコモからahamoでは安くなった印象がない、ということもある。その場合は一度に済ますのではなく、ahamoに一旦乗り換えた上で、さらに移行することも検討したい。ahamoに移行する段階でサービスの整理は済んでいるはずで、通信キャリアに依存するサービスを使っていなければ、次の移行へのハードルは低く、手続き的にも慣れたものになっているからだ。

 言われなき理由でキャリア乗り換えを拒否しているおかげで、家庭内の通信費用が最適化できないということもある。これらのことを参考にぜひ説明してみてほしい。

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