1952年(昭和27年)に設立した学校法人電波学園(名古屋市熱田区)は、大学1校、短期大学1校、高等学校1校、専門学校8校、外国語学校1校を擁する総合学園として、質の高い教育を提供している。
そんな同学園の1校、東海工業専門学校金山校で建築業界を目指す生徒は、設計やレンダリング用の高度なソフトウェアを使いこなすことが求められる。もちろん、それらを快適に動かすためのマシンも欠かせない。そこで同校では、生徒へ斡旋販売をするための推奨マシンとして、MSIのゲーミングノートPC「GS66 Stealth」シリーズと「GF65 Thin」シリーズを選択した。
本記事では、GS66およびGF65の導入を同校に推薦した、建設学部教員の弓場 明彦さんを取材。日頃からさまざまなメーカーのマシンを用意して、研究や講義の準備を進めているという弓場さんに、MSIを選定した理由や導入後の手応え、今後の展望などを聞いた。
東海工業専門学校金山校では、CAD室にパソコンをそろえて授業を行なっているが、設計分野やインテリアの分野を目指す学生は作品制作が多く、授業時間以外にも利用するため、実習室やパソコンの台数が慢性的に不足していた。さらに、コロナ禍により実習室を利用できず、学生が持っているパソコンでは、ソフトウェアが動かない状態が多発した。
当初は学生個人でパソコンを購入するよう指導していたが、選び方に関する問い合わせも多かったため、学校として斡旋できる機種の導入を決定。普段から研究や授業の準備をするために、さまざまなメーカーのマシンを使用していた建設学部教員の弓場さんが、VectorworksやArchicadなどのソフトウェアを動作させ、実績をあげていたMSIのマシンを選定。「GS66 Stealth(GS66 11UG)」と「GF65 Thin(GF65 10UE)」を斡旋販売用の推奨マシンとして導入した。
本格的にパソコンを使う授業は夏休み以降にスタートするため、具体的な成果はこれからだが、CAD室やパソコンが不足して学生の学習が進まない事態は避けられると考えている。さらに、一学年上で別モデルのMSIマシンを持っている学生が快適に使用しているのを見て、新しく導入したマシンでも不足なく作業できることを期待している。また、コロナ禍によりオンラインで就活を行なうケースが増えているため、学生の相談もオンラインで行なうなど、効率化を模索している。
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