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D1グランプリ2022 TOYO TIRES密着レポート! 第1回

D1の2022シーズン開幕! TOYO TIRESは新車でランキング1位2位独占!

2022年05月29日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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川畑選手が2年ぶりの勝利!

タイヤスモークの変わりに水しぶきが舞うマシン

川畑選手のエンジンカバーは白

 こうして始まった追走トーナメント。ベスト16戦は順当に勝ち進んだ2人。ですが翌日はなんと雨! コンディションが一転してしまったのです。それでも藤野選手と川畑選手は順当にベスト4へ進出をはたし、決勝をかけた2人のバトルが始まります。まったく同じマシンに見えますが、排気音を聴いている限り、藤野選手のマシンはアンチラグシステムを搭載していますが、川畑選手には搭載されていないようです。

 藤野選手先行・川畑選手後追いの1本目は、後追いの川畑が、距離、タイミング、ラインと、すべてがぴったりの追走。ラインも一緒で、Team TOYO TIRES Driftのデモンストレーションランのよう。藤野選手7.5に対して川畑選手9.5と、川畑選手2ランク獲得。2本目、藤野選手は100Rで少し離されてしまい、川畑選手7に対して藤野選手7.5と0.5ランクの獲得にとどまってしまいました。結果、川畑選手が決勝へ。藤野選手は単走優勝しているため3位が確定しました。

 決勝は川畑選手と70号車 横井選手(D-MAX)の対戦。川畑選手先行の1本目、逃げる川畑選手に対して横井選手は遅れてしまい、さらに100Rの出口でコースアウト。川畑選手7に対して横井選手6と川畑選手が有利の展開に。そして前後を入れ替えての2本目。川畑選手は少し離れてしまうものの、大きなミスはなく。一方、横井選手はゾーン1不通過。その結果、川畑選手が2年ぶりとなる16勝目を獲得しました。

 勝った川畑選手は「単走4位はデキ過ぎなくらいで。もっと上が狙えたかもね」と笑顔。「雨が降ってちょっとピーキーかなというのはありましたけれど、基本的にコントロール下にある感じでしたね。タイヤのレギュレーションが変わりましたけれど、タイヤのコントロール性に不安はなかったです。トラクションとかはどうなのかなと、ほかのタイヤメーカーはどうなんだろう? というのはありましたけれど、自分で走らせる分に不安はなかったです」

 新しいGR86について川畑選手は「誰でも乗れる乗りやすさ、新型車のかっこよさ、というのは気に入っていますね。同時に自分のクルマがZN6の86もお客さん目線で作ってみたんですけれど、それもよくて。86っていいクルマだなと改めて思いましたね」と、86のパッケージは気に入っているようです。そして「全部優勝できるのは理想なんですけれど、それは現実として難しい話ですので、今年は最低でもベスト4には残れるような強い選手に戻って戦いたいなと思います。何より結果だけを求めてピリピリするより、終始笑いの絶えない、楽しみながらシーズンに取り組んでいきたいと思います。今年は楽しむ、というのがスローガンです」

 こうして見事GR86のデビューウィンをはたした川畑選手と藤野選手。開幕戦終了時点でTeam TOYO TIRES Driftのチームランキングは1位、ドライバーズラインキングは川畑選手1位(26ポイント)、藤野選手2位(22ポイント)と上位独占です!

訪れたお客様たち

 次戦は2年前、川畑選手がGRスープラに初優勝をプレゼントした奥伊吹で、6月11~12日に開催されます。Team TOYO TIRES Driftの活躍に期待しましょう!

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