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かなり入手しやすくなってきたDDR5メモリー XPGの高速タイプ「DDR5-6400」の威力をテスト!

文● 鈴木雅暢 編集● ASCII

提供: エイデータテクノロジージャパン

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メモリー高速化の効果はLightroom Classicの現像出力で顕著

 では、DDR5-6400とより一般的なDDR5-4800の性能差は実際にどのくらいあるのか、ベンチマークテストで検証しよう。今回はCPUも最速クラスの「Core i9-12900KS」を用意。DDR5-6400をサポートしたASRockのZ690マザー「Z690 PG Velocita」との組み合わせでテストした。今回はDDR4との比較はないが、参考までにDDR5-3200相当で動作させた場合のスコアを記載している。

テスト環境

CPU Intel Core i9-12900KS
マザーボード ASRock Z690 PG Velocita
SSD XPG S70 Blade 2TB
ビデオカード GIGABYTE GeForce RTX 2060 GAMING 6G
電源 XPG Core Reactor 750 Gold
OS Windows 11 Pro

 メモリーの帯域とレイテンシは「UserBenchmark(https://www.userbenchmark.com/)でテストした。ピーク帯域を示すMulti coreのスコアは、DDR5-6400が82GB/sで、理論値(102.4GB/s)に対し、ピッタリ8割の実効性能だ。また、このスコアはDDR5-4800に対して約31%良く、理論値の差(約33.3%)に近い。今回の組み合わせは、高速メモリーのパフォーマンスはしっかり引き出せていることがわかる。

UserBenchmarkのスコア(DDR5-6400)

UserBenchmarkのスコア(DDR5-4800)

 このパフォーマンスが実際のアプリケーションでどれだけ効くか。ゲームとクリエイティブで試してみた。最も効果があったのは、Lightroom ClassicのRAW現像だ。4240万画素のRAWデータ200枚にプリセットの現像パラメータを適用し、長辺3000ピクセルのJPEGに出力する内容だが、DDR5-6400利用時はDDR5-4800利用時より10秒速くなった。

 DDR5-3200相当の設定と比較した場合では、45秒も速くなっており、メモリー性能がパフォーマンスに大きく影響していることがわかる。今回顕著に差が見られたのはこのテストだけではあるが、CPUとGPUが共通で、メモリーの違いだけでこれだけの差が出ているというのは興味深いところだ。

 なお、Premiere Proでは7本の4Kビデオクリップで構成し、カラーグレーディング処理やテロップを入れた約5分のプロジェクトをH.264のMP4ファイルへ出力するのにかかった時間を計測した。DDR5-6400とDDR5-4800では違いが見られなかったが、DDR5-3200相当からは少し速くなっている。

  XPG CASTER DDR5
(DDR5-6400、CL40)
ADATA DDR5-4800
(CL40)
XPG CASTER DDR5
(DDR5-3200相当、CL27)
UserBenchmark
MC Read(GB/s) 88.7 65.4 44.5
MC Write(GB/s) 80.5 63.7 44.3
MC Mixed(GB/s) 76.7 59.1 42.1
Multi core(GB/s) 82 62.7 43.6
MC Read(GB/s) 24.8 22.1 18.6
MC Write(GB/s) 49.7 55.7 44.2
MC Mixed(GB/s) 35.3 30.9 28.7
Single core(GB/s) 36.6 36.2 30.4
メモリーレイテンシ(ns) 63.7 73.7 98.5
FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク
1920×1080(最高品質) 20790 20510 20064
レインボーシックス シージ
1920×1080最高:最低fps 274 273 274
1920×1080最高:平均fps 346 346 344
Premiere Pro
4Kプロジェクト出力(H.264、秒) 125 125 130
Lightroom Classic
RAW200枚→JPEG出力(秒) 105 115 150

上位の第12世代Coreプロセッサーを利用するなら
入手しやすくなってきたDDR5がやはりお勧め

 メモリーが高速化を続けるのは、ノイマン型コンピュータの構造上の宿命だ。CPUが処理するプログラム、データはメモリーを経由して読み出されるため、CPUが進化して処理性能が上がってもメモリー性能が低いままだと、データ待ちの時間が増えるだけで、CPUの処理性能がアプリケーションレベルでのパフォーマンスに反映されづらくなる。CPU性能が上がれば上がるほど、それをきちんと生かすには高速メモリーが必要になるわけだ。

 今回のテストでも影響が確認できたように、Core i9-12900KSともなると、DDR5-3200相当の設定(データレート3200MT/s)ではハッキリとボトルネックになっている処理がある。第12世代Coreプロセッサー、特にCore i7以上を使うならば、正式サポートされているDDR5-4800のメモリーを使うのがベターだろう。

 さらに高速なメモリーの利用はオーバークロックとなるため好みの問題になるが、CASTER RGB DDR5ならば、XMP 3.0で半自動設定ができるため、自動設定で使える定格メモリーと変わらない感覚で扱うことができる。

 今後、新しいCPUの世代が登場する際はより高速なDDR5メモリーがサポートされることは明らかで、DDR5-6400が正式サポートとなる日もそう遠くないと思える。それだけに先回りして今から高速メモリーを選ぶのは有力な1つの手だろう。

 

(提供:エイデータテクノロジージャパン)

 

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