アップルは、2022年後半に登場するソフトウェア機能を5月17日にプレビューとして公表した。これらは、すべての人に役立つ製品を作るというアップルの長年の取り組みに基づいている。アクセシビリティを強化することで、多様なユーザーの生活をサポートすることを目的とする。
Door detections:ドアの検出
目の不自由な人や視力の弱い人が新しい場所へ訪問することを手助けするのが、「Door detections」だ。LiDAR、カメラ、デバイス上の機械学習の機能を組み合わせた新機能は、ドアの場所、開いているか/閉まっているか、またドアに書かれている営業時間などの表示を音声で読み上げる。
Apple Watch:音声コントロールやジェスチャー操作
Apple Watchに音声コントロールやジェスチャー操作機能を盛り込むことで、多くの人がより操作しやすくなりApple Watchの機能を活用することを目指している。
「Apple Watchミラーリング」を使用することで、ユーザーはペアリングしたiPhoneからApple Watchを操作する仕組みだ。Apple Watchのディスプレイをタップする代わりに、音声コントロールやスイッチ操作などのiPhoneの補助機能を使用す。
Apple Watchミラーリングにより、四肢の障害があるユーザーでもマインドフルネス、血中酸素濃度、心拍数、睡眠などApple Watchの機能を活用できるとしている。
2021年からApple Watchをハンドジェスチャーで操作できるが、2022年後半にはさらに機能が充実する。新しいクイックアクションを使うことで、ダブルピンチジェスチャーで電話に応答/終了したり、通知を閉じる、写真を撮影、再生中のアプリでメディアを再生/一時停止、ワークアウトを開始/一時停止/再開などが可能となる。