ワイヤレススピーカーでグローバルナンバーワンの⽶国発オーディオブランド「Sonos(ソノス)」がシリーズ中、最も低価格なサウンドーバー「Sonos Ray」を5⽉11日(現地時間)に発表。同時に昨年発売されて大きなヒットを飛ばした「Sonos Roam」に3つのカラーバリエーションを追加した。日本語の対応は少し先になりそうだが、独自の音声コントロールサービス「Sonos Voice Control」とネットラジオサービス「SOLARSYSTEM」も発表した。
それぞれに極めて印象的で、とりわけ音声コントロール機能については「なぜAlexaやGoogleアシスタントとは別に対応する必要があるか」など、語ることは多いのだが、日本語対応はまだ先。ということで、ここではSonos Rayのインプレッションについて話を進めていきたい。
結論から言うと、テレビ向けサウンドバーという群雄割拠で多数の製品がひしめくジャンルではあるが、その価格と音質、機能などを勘案すると、文句なしにベストヒットの製品となりそうな仕上がりだ。
理由は5つある。①購入しやすい価格帯であること。②その価格から考えると十分以上に音質が高いこと。そして、③音楽に適したスピーカーとしても、映画視聴に適したスピーカーとしても機能すること。④置く場所への寛容性が高いこと。最後に、⑤ソノスの優れたネットワーク機能にすべて対応できていることだ。
それぞれについてニューヨークで開催された発表会でのデモや開発者、幹部への取材からひもときながらお伝えしよう。