「まるで夢を観ているみたいだった」と語る岸さんのベストバウトの試合は?
キャスター岸 大河さんと振り返るVCT・ZETA DIVISIONの軌跡、今後の日本チームへの期待や課題も聞いた
Team Liquid戦は夢を観ているようだった
岸さんが感じたZETA DIVISIONの強さとは
──どの試合も素晴らしかったですが、岸さんがもし選ぶとしたらベストバウトはどの試合ですか?
岸さん:難しいですね(笑)。一番記憶に残っているのは、Ninjas in Pyjamas戦の逆転勝ちで、一番のターニングポイントだったと思っています。
──確かに、あの試合で大逆転したときは、深夜ということを忘れて叫びました。
岸さん:あと、自分で実況しながら夢のようだなと感じたのは、Team Liquid戦ですね。最初のフラクチャーで8対0になってTeam Liquidがタイムアウトを取ったときは、夢を観ているんじゃないかって思いましたよ。正直、動揺しまくっていました(笑)。Team Liquid相手にZETA DIVISIONが1ラウンドも取られずに勝ち続けているということに「いったい何が起きているんだ」と。しかもそこから勝ち切ってしまいましたから。
──なぜここまでZETA DIVISIONは強かったのでしょうか。
岸さん:客観的にですが、志が高く、先を見据えたチームになっているなというのは感じます。また、選手はもちろん、コーチ、アナリスト、フロントが一体になっているんだろうなとも感じましたので、そこも強さになっているのかなと思います。また、Laz選手がチームを引っ張る存在になっていたり、Crow選手を始めDep選手、SugarZ3ro選手、TENNN選手各選手がモチベーターになる、誰1人欠けてはいけない存在になっていたのが、チームとしても大きいのかなと感じました。
──Laz選手がインタビューで、うちのチームは雰囲気悪くなることはないっておっしゃっていて、すごいなと思いました。また、Dep選手がよくしゃべってくれるということも答えていて、個人的には意外でした。
岸さん:Dep選手は昔からしってはいましたが、インタビューが得意な選手ではなかったです。でも、今はどんどんくだけていっていて、恐らくZETA DIVISIONの注目度や役割というのも理解していて、成長していっているなと感じます。ZETA DIVISIONに入ってから、Laz選手やコーチ陣から学んでいくことで、選手1人1人が成長していっているんだろうなと思います。
──先ほどオフライン会場にも行かれたとおっしゃっていましたが、いかがでしたか?
岸さん:めちゃくちゃよかったです。人数は限られていたのですが、それでも日本でこういった光景を見られたのは、VALORANTでは初めてでしたので。早く公式大会をオフラインで観戦できる機会ができればいいなと思っていますが、それに向けて大きな1歩を踏み出したかなと感じました。最高の雰囲気でしたよ。
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