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シロカ「おうちベーカリー ベーシックプラス SB-2D151」試用レポ:

シロカでホームベーカリー初体験、気分は「からすのパンやさん」

2022年05月06日 18時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII.jp

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58分でもおいしく焼けた!

 そこからは毎日のように様々なメニューを試してみました。

 「超早焼きパン」

 ドライイーストをぬるま湯につけて強制的に発酵させることですばやく焼くというもの。本当に58分で焼けました。全体に白っぽく、上部に生地のこね跡がはっきりついているのが心配でしたが、ちゃんと焼けていて美味でした。火加減とこね加減の調整は難しかっただろうなあ。開発者の苦労がしのばれます。

発酵から焼成まで驚異の58分

あまりに白いのでやや不安になった焼きあがり

しかしちゃんと焼けていて味はよかった

 「高加水パン」

 強力粉250gに対して225mlの水を入れることでもっちもちのパンを焼くというもの。「春よ恋(高加水用)」を使います。生地がある程度混ぜられたところでブザーが鳴り、スパチュラでパンケース内側についた粉や生地をこそげ落とす「粉落とし」という作業が必要。若干めんどくせーと思ってしまいましたが、むっちむちでしっとりした焼きあがりは大変おいしかったです。

こね工程が終わるとブザーが鳴って「手作業」が点灯する

スパチュラを使って「粉落とし」をする

やや手間だがしっとりむっちりでおいしい仕上がりになった

 「ブリオッシュ」

 牛乳、砂糖、スキムミルクを使ったほぼケーキみたいなパン。通常のパンより生地をこねるときの音がでかくてびっくりしました。そして強力粉250gに対して砂糖40gと結構な量が入るので計量しながら若干引きましたが、いざ焼いてみれば売りものじゃないかってくらい美味です。子どもたちはもちろん妻も絶賛でした。

卵、砂糖、スキムミルクなどを使うケーキのようなパン

焼きあがりの香りが完全にケーキ

匂いに引きよせられてきた子ども

店で売っているような仕上がりのブリオッシュができた

 「焼きいも」

 アルミホイルで包んださつまいもを2時間かけて焼きあげるというもの。他社のホームベーカリーで焼きいもモードは見たことがありません。時間をかけたぶんねっとりした焼きあがりを期待していたものの、食感は意外と淡泊。さつまいもの品種もあるのかもしれませんが、「まあこんなもんか」という印象でした。

火は通っているもののやや硬めに仕上がった

 「天然酵母 生種起こし」

 天然酵母でパンを焼くための生種おこし。対応しているのは「あこ天然培養酵母・即日活性種」「ホシノ天然酵母パン種」の2つで、まずはホシノを試しました。天然酵母パン種とぬるま湯を付属の「ヨーグルト専用容器」に入れてパンケースにセット。24時間待ってみましたが……泡立たず。アルコール臭はしますがまだ硬めです。うーん、室温の影響ですかね……また挑戦したいところです。

「ホシノ天然酵母パン種」。なぜか泡立たず、硬めのままだった

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