8GBメモリー、256GB NVMe SSDを採用

テレワーク+出社の相棒に丁度いい、10万円台でCore i5-1135G7の14型ノートPC「MousePro-NB210H」の性能をチェック

文●八尋 編集●ASCII

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「MousePro-NB210H」

 マウスコンピューターのビジネス向けパソコンブランド「Mouse Pro」シリーズの14型ノートパソコン「MousePro-NB210H」は、約1.35kgとモバイルできるコンパクトなボディーに加え、Core i5-1135G7を搭載することで会社でもテレワークでも快適に仕事がこなせる性能を持っているのが特徴だ。

 前回は外観を中心に紹介したが、今回はMousePro-NB210Hのパフォーマンスをチェックしていこう。

試用機の主なスペック
CPU Core i5-1135G7(2.4GHz~最大4.2GHz)、4コア/8スレッド
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD(NVMe対応)
ディスプレー 14型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
内蔵カメラ 約100万画素Webカメラ
インターフェース USB 3.1 Type-C(DisplayPort Alt Mode、USB PD対応)、USB 3.1、USB 2.0、HDMI出力、有線LAN端子、ヘッドフォン・ヘッドセット出力、microSDカードリーダー
サイズ/重量 およそ幅324.9×奥行219.5×高さ19.7mm/約1.35kg
OS Windows 10 Pro(64bit)、Windows 11 Proのダウングレード権を使用

しっかり仕事できる性能
メモリーやストレージはBTOカスタマイズで強化可能

 MousePro-NB210Hの主なスペックは、Core i5-1135G7、8GBメモリー、256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)という構成だ。なお、購入時にBTOでメモリーは最大64GB、ストレージは最大2TB SSD(M.2接続/NVMe対応)までカスタマイズ可能。標準での価格は10万9780円からとリーズナブルなので、予算に余裕がある場合は、こちらの強化も検討するといい。

CPU-Zの実行結果

GPU-Zの実行結果

 なお今回は「Control Center 3.0」でドライビングモードを「パフォーマンス」、ファン速度を「自動」にして計測している。静かな環境であまり性能を使わない作業をする際は、ドライビングモードを「静音」に設定することも可能だ。

ドライビングモードでパフォーマンスと静音モードが選択可能

ファンモードは自動と最大が選択できる

 では標準スペックでどれくらいの性能をもっているのか、まずはマシンの総合的なパフォーマンスがチェックできる「PCMark 10」を計測。結果は、総合スコアが4358という結果になった。

「PCMark 10」の結果

 詳細をみていくと、アプリ起動速度、テレビ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が8257、表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が5800、写真編集や動画編集などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が4692だった。

 CPU内蔵グラフィックスなため、Digital Content Creationのスコアはやや低めだが、Essentialsのスコアは高く、ウェブブラウジングやテレビ会議といった用途は快適にこなせるだろう。加えて、Productivityも5000を超えるスコアになっているので、Officeソフトを使った作業もサクサクできる。

 CPUの性能をチェックできる「CINEBENCH R23」では、マルチコアが4389pts、シングルコアが1343ptsという結果に。省電力モバイル向けCPUながら、とくにシングルコアの性能は少し前のデスクトップ向けCPUと同じくらいのスコアがでていた。

「CINEBENCH R23」の結果

 ストレージの速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードで2292.86MB/sという結果に。NVMe対応SSDだけあって、しっかり高速。実際に試用しているときも、OSやアプリケーションの起動は素早い。普段の仕事でさまざまな起動が遅くてイライラするということとは無縁だろう。

「CrystalDiskMark」の結果

 最後に、グラフィックス性能を計測する「3DMark」をチェック。CPU内蔵グラフィックスなのでさすがにゲーミングマシンなどと比べるとスコアは低いが、それでもFire Strikeで1936、Night Raidで8712というスコアを記録。仕事の合間にブラウザーゲームを楽しむといった程度であれば、問題なく遊べるだろう。

Fire Strikeの結果

Night Raidの結果

テレワーク+出社スタイルにピッタリな1台

 MousePro-NB210Hの価格は、10万9780円からとリーズナブルなほか、モバイルしやすい薄型軽量ボディーに、フルサイズのHDMI端子や有線LAN端子なども配置しており、自宅や会社で快適に作業できる使い勝手を実現している。

 加えて、今回チェックしたように、ウェブブラウジングや文章作成、Officeソフトでの資料作成といった作業であれば快適にこなせるパフォーマンスも持っている。そろそろノートパソコンが古くなってきて買い替えを検討している人や、仕事用に使う初めてのノートパソコンを探している人は、MousePro-NB210Hを検討してみてはいかがだろうか。