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NECがコロナワクチン開発に参入、AI技術活用

2022年04月12日 06時47分更新

文● MIT Technology Review Japan

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NECは、新型コロナウイルスを含むベータコロナウイルス属全般に有効なワクチンの開発に着手した。国際基金「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」からシード(初期段階)の投資として最大480万米ドルの拠出を受ける。

NECは、新型コロナウイルスを含むベータコロナウイルス属全般に有効なワクチンの開発に着手した。国際基金「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」からシード(初期段階)の投資として最大480万米ドルの拠出を受ける。 NECは、ノルウェーにある子会社NECオンコイミュニティ(NEC OncoImmunity)と共同で、人工知能(AI)を用いたワクチン設計技術を活用し、ベータコロナウイルス属全般に対して有効な新しいウイルス抗原を探索する。SARS-CoV、SARS-CoV-2、MERS-CoVなど、これまでに流行したベータコロナウイルスを用いた非臨床試験を実施し、特に有効性の高いウイルス抗原を選定してワクチン設計に活用する。 設計アプローチが有用であると判明すれば、未知の病原体を含む他の病原体に対するワクチン開発への応用も考えられるとしている。

(笹田)

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