お手頃価格ながらテンキー機能つきタッチパッドやプライバシーシャッターつきWebカメラを採用
4万円台とは思えない丁寧な作り込みが魅力の15.6型ホームノートPC、高級感あるボディーや使い勝手のいい機能に注目
2022年04月12日 09時00分更新
サードウェーブの「THIRDWAVE VF-AD5」は、洗練されたデザインの筐体に、大きく見やすい15.6型ディスプレーを搭載したスタンダードなノートパソコンだ。普段使いに使える性能や機能を搭載しているほか、4万9980円と5万円を切る手頃な価格で販売されており、コストパフォーマンスがいい点も特徴となっている。今回その実機を試すことができたので、製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを2回にわたって紹介していこう。
試用機の主なスペック | |
---|---|
CPU | Celeron N5100(1.1GHz~2.8GHz)、4コア/4スレッド |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 128GB eMMC |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 2.0、HDMI 2.0b、ヘッドフォン出力/マイク入力 3.5mmジャック、microSDカードリーダー |
内蔵カメラ | HD画質Webカメラ |
サイズ/重量 | およそ幅359.0×奥行235.0×高さ17.1mm/約1.7kg |
OS | Windows 11 Pro(64bit) |
シンプルで高級感のあるデザインを採用
THIRDWAVE VF-AD5は、15.6型ディスプレーを搭載したホームユース向けのモデル。ノートパソコンとしては大型のディスプレーを採用しながら、ナローベゼルを採用することでフットプリントをおよそ幅359mm×奥行き235mmに抑えており、狭い机の上にも置きやすいのが特徴になっている。厚さはおよそ17.1mmとスリムなうえ、質量も約1.7kgと軽いため、オフィスやカフェなどで使いたいときは、バッグなどに入れて持ち運ぶことも可能だ。
本体カラーは明るいシルバーが基調で、ディスプレー面とキーボード、タッチパッドがブラックという配色。天板やボトムケースにはアルミ素材が使用されており、手で触れるとひんやりと心地よい冷たさを感じる。天板は凹凸のないフラットな形状で、ロゴもあしらわれておらず、非常にシンプルだ。どんなインテリアにも馴染むため、自宅だけでなく、オフィスやカフェ、コワーキングスペースなどでも使いやすそうだ。
キーボードは標準的な配列で、キーピッチが約19mmと余裕があるため、かなりタイピングしやすい。幅狭ながらテンキーも標準搭載されており、Excelを使って数値を入力する際に役に立つ。
ユニークなのは、タッチパッドの右上にテンキー機能の切り替えボタンが用意されている点。電源オンの状態でボタンを長押しするとバックライトが点灯し、タッチパッドをテンキーとして使用できるようになる。軽くタッチするだけでサクサク数値を入力できるので、電卓アプリや表計算アプリなどを使うときはかなり効率がアップする。ただしテンキーモードのときはタッチパッドではカーソル操作が行なえなくなるため、外付けマウスなどと併用した方が使いやすそうだ。
インターフェースは、本体左側面にUSB 3.2 Gen1 Type-C(USB PD、DisplayPort 1.2a対応 、電源入力兼用)、HDMI、USB 3.2(Gen1)Type-Aを、右側面に指紋センサー(Windows Hello対応)、microSDカードリーダー、USB 2.0 Type-A、USB 3.2 Gen1 Type-A、ヘッドフォン出力/マイク入力 3.5mmジャックを備えている。
指紋認証機能が標準搭載されているのは、うれしいポイント。事前に指紋を登録しておけば、指でセンサーをタッチするだけでパスワード入力なしでログインできる。認識精度やスピードも悪くなく、出先などセキュリティーに配慮が必要な場所で使う際も、スムーズにログインして使い始められるのが便利だ。