レノボ・ジャパンは4月12日、ThinkPadシリーズの最新ラインアップ22モデルを発表。うち「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」「ThinkPad X1 Yoga Gen 7」「ThinkPad L14 Gen 3」「ThinkPad L15 Gen 3」を発売した。
ラインアップでは、最軽量の構成で1kgを切った「ThinkPad X1 Nano Gen 2」や「ThinkPad Tシリーズ」と「ThinkPad L13 Gen 3」には新たにアスペクト比16:10の ディスプレーを搭載。「ThinkPad X13s Gen 1」にはQualcomm Snapdragon 8cx Gen 3を搭載するなどの新機種が登場し、全モデルは2022年夏までに順次発売する。
今回発表されたすべてのモデルは幅広いラインアップでワイヤレスWANの内蔵が可能なほか、ThinkPad X13s Gen 1には5G対応可能。全モデルに1080pのウェブカメラを搭載可能としているほか、バックエンドノイズを低減するDolby Voiceを全モデルに標準搭載。そのほか、FIDOキーをプリブート認証に利用可能なThinkShield Password-less Power-on、OSよりも下のレイヤーを保護する自己回復ファームウェア 3.0、Microsoft Plutonセキュリティープロセッサーへの対応などセキュリティー機能を強化が図られている。
フラッグシップモデルとなるThinkPad X1シリーズでは、14型のThinkPad X1 Carbon Gen 10と14型2-in-1タイプ「ThinkPad X1 Yoga Gen 7」、16型「ThinkPad X1 Extreme Gen 5」、13型のThinkPad X1 Nano Gen 2の4モデル構成。最新の第12世代インテルCoreプロセッサーを搭載し、 360度集音マイクを4基、Dolby ATMOS Speaker Systemに準拠した4基のスピーカーをキーボード面と底面に内蔵する。
ThinkPad Tシリーズは全モデルでディスプレーのアスペクト比を16:10としている。有線LANポートを搭載しつつも最軽量時構成をおよそ1.21kgに軽量化した「ThinkPad T14 Gen 3」に加え、薄型の「ThinkPad T14s Gen 3」、前世代モデルと比較して大型化した16型ディスプレーを搭載した「ThinkPad T16 Gen 1」が新たにラインアップに追加。
コンパクトなThinkPad X13シリーズもアスペクト比16:10の13.3型ディスプレーを搭載。最新プロセッサーを搭載した「ThinkPad X13 Gen 3」と回転型2-in-1タイプの「ThinkPad X13 Yoga Gen3」に加え、新たにQualcomm Snapdragon 8cx Gen 3を搭載したThinkPad X13s Gen 1をラインアップに追加。とくにThinkPad X13s Gen 1は、5G Sub6に加えてミリ波にも対応可能な初のThinkPadという。
ビジネス向けメインストリームのThinkPad Lシリーズでは、ラップトップ型「ThinkPad L13 Gen 3」、回転液晶搭載「ThinkPad L13 Yoga Gen 3」にて13.3型ディスプレーのアスペクト比を16:10に刷新。14型「ThinkPad L14 Gen 3」と15.6型のThinkPad L15 Gen 3では4辺狭額縁化によりフットプリントを削減するとともに、前世代モデ ルから再軽量時構成でおよそ200g軽量化している。
4月12日に発売製品される製品および価格は以下のとおり。残りのモデルは4月下旬から順次発売予定。
・ThinkPad X1 Carbon Gen 10:29万1500円から
・ThinkPad X1 Yoga Gen 7 :30万9100円から
・ThinkPad L14 Gen 3 :15万9060円から
・ThinkPad L15 Gen 3 :17万3360円から