大日本印刷(DNP)は4月1日、AKIBA観光協議会とともに、リアルとバーチャルの融合による地域共創型XRまちづくりとして推進する「バーチャル秋葉原」をオープンしたと発表した。
バーチャル秋葉原ではユーザーは、PC用のアプリやVRゴーグル、ウェブブラウザーを通じて、世界中のどこからでもいつでも秋葉原の魅力を楽しむことができる。
バーチャル空間に、買い物ができる店舗やギャラリースペース、広告用サイネージを設け、コンテンツホルダーをはじめとする多様な企業が、リアルのみ、オンラインのみに続く“第三のチャネル”として情報発信や販促活動などに活用することが可能としている。
特徴としては、メインストリートの一つ、中央通りの万世橋から神田明神下交差点までのエリアや「神田明神」をバーチャル空間に再現。この空間では実際の店舗をバーチャルショップとして活用できるほか、中央通りの空中にギャラリースペースを設けるなど、バーチャルならではの拡張も行なっているという。
またユーザーの分身であるアバターが集まり同時に映像を視聴するウォッチパーティーのディスプレーや、商品・作品が展示できるショップやギャラリー、広告サイネージなどを配置するという。
なお、バーチャル秋葉原では、さまざまなIPとコラボしたイベントやIPの二次創作プロジェクトを順次展開。直近では、4月10日から東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYAと名古屋PARCOで実施した新進気鋭のクリエイター21人によるアート展の作品を展示する「昭和百年展」を開催する予定。