
長崎大学の研究チームは、遺伝子のメチル化修飾を光で検出することに成功した。遺伝子診断技術への応用が期待できる成果だ。
長崎大学の研究チームは、遺伝子のメチル化修飾を光で検出することに成功した。遺伝子診断技術への応用が期待できる成果だ。 同研究チームはこれまでに、遺伝子のメチル化修飾に反応する光架橋性核酸プローブを開発している。ただ、このプローブは一本鎖DNAのメチル化修飾は検出できるが、二本鎖DNAには十分に機能しない課題があった。今回、人工核酸シャペロンがDNAの構造を変化させることに注目。光架橋性核酸プローブと人工核酸シャペロンを組み合わせて使用した結果、二本鎖DNAのメチル化修飾を光で検出することに成功した。 研究成果は3月10日、「ACS バイオマテリアルズ・サイエンス・アンド・エンジニアリング(ACS Biomaterials Science & Engineering)」誌にオンライン掲載された。(笹田)
