春風が立ち、新生活シーズン到来。日立グローバルライフソリューションズのメディア向けセミナーより、最近の掃除機事情についてご紹介します。
日立の掃除機はモーターが強み
日立の掃除機は1955年に量産第一号の「T-H」を発売してから67年目。強みのモーター技術を磨き上げ、強い吸引力を持つ製品を出してきました。
中でも最近のスティック掃除機は、吸引力に加え、小ささ・軽さ、お手入れのしやすさ、LEDライトなどによる掃除のしやすさが好評だといいます。
2021年夏ごろから発売された主な新製品は以下の3つ。
パワーブーストサイクロン
PV-BH900J(標準質量1.7kg)
2021年8月発売 実売価格6万6000円
▲床だけではなくいろんな場所をしっかりお掃除したい人向け
パワかるスティック
PV-BL50J(標準質量1.4kg)
2021年11月発売 実売価格8万円
▲パワーも軽さも両方求める人向け
ラクかるスティック
PV-BL3J(標準質量1.1kg)
2021年12月発売 実売価格6万円
▲サッと掃除したい、とにかく軽さを求める人向け
75kgの男性を持ち上げる吸引力
上位機種のPV-BH900Jは、標準質量を従来より0.2kg軽い1.7kgにおさえたモデル。目玉は新搭載のジェット3Dファンモーター。約46%小型化しつつ風量を約15%向上させています。
軽量でも強いということで記者たちに見せたのは、体重75kgの男性を持ちあげるデモ。日立は以前にデモでボーリングの球を持ちあげていましたが、ついに人を持ちあげるようになりました。
2つ目の新搭載は緑色のライト「ごみくっきりライト」。緑4灯、白3灯のLEDライトが、床に落ちた見えにくいゴミを浮かびあがらせます。2021年3月発売の軽量スティック掃除機「PV-BL30H」で好評だった機能を上位機が継承した格好です。
余談ですがダイソンのDyson V12 Detect Slimシリーズ(2021年5月発売)も緑色のレーザーを出しますね。日立によればクリーンルーム由来の発想だそうですが、これからは掃除機のライトといえば緑色が標準になっていくんでしょうか。
3つ目の新搭載は、ブラシ先端をループ形状にすることで毛や糸をからみにくくする「からまんブラシ」。名前がパナソニックの「からまないブラシ」と似ていますが原理が異なります。ループ形状にしつつも集じん性を保つのに苦労したそうです。
これらに加えて、キーボードとすき間の掃除に使える「2WAYすき間ブラシ」、階段や高いところや車の掃除に使える「スマートホース」などのアタッチメントを複数同梱。さすがは上位機種という全方位型のモデルになっています。
デザインは、本体表面がシャンパンゴールド系のマット仕上げ。操作ボタンや内筒はオレンジ色に統一されました。これまで操作ボタンは水色でしたが、製品全体が暖色系でまとめられて、よりシンプルな造形になっています。
「強くても軽い」が魅力
掃除機市場では現在スティックタイプが好調な伸びを示していて、日立の中では軽量タイプの機種が大きく売上とシェアを伸ばしているということでした。
軽い掃除機はサッと使えるのがメリットですが、集じん性能が低いと吸い残しが増えてストレスになりかねません。その点で、強くて軽いという日立のコンセプトはとても納得。ロボット掃除機との併用にもよさそうです。
これからメイン掃除機を選ぶときはコストパフォーマンスに加え、軽さと強さのバランスを軸にしてはどうでしょう。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。4歳児と0歳児の保護者です。Facebookでおたより募集中。
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