人気シリーズらしい完成度の高さ：

セブンの蒙古タンメン中本「海老味噌」エビの旨さと香ばしさが一味違う

2022年02月26日 11時00分更新

「セブンプレミアム蒙古タンメン中本海老味噌」
セブンプレミアム（製造：日清）
224円
2月18日発売

蒙古タンメンにエビが入ったのよ

　「葡萄色」と書いて、「えびいろ」と呼ぶことがあります。初めてそれを知ったときは疑問に思ったのですが、「えび」とはそもそもブドウ（と、ブドウの色）のことだったのですね。海や川にいるエビの色が、ブドウの色に似ているから、「えび」と呼ばれるようになったそう。現代の我々には、ちょっとややこしいですが……。というわけで、今回はエビの話です。

　セブン＆アイ・ホールディングスは即席カップ麺「セブンプレミアム蒙古タンメン中本海老味噌」（以下、海老味噌）を2月18日から限定発売しています。価格は224円。

　セブンプレミアムとラーメン店「蒙古タンメン中本」がタッグを組んだ「セブンプレミアム蒙古タンメン中本辛旨味噌」は、2008年から販売されており、辛旨カップ麺の定番として好評を得ています。

赤がメインカラーになることが多いシリーズですが、オレンジです

　今回はズバリ、海老味噌です。エビと味噌の旨味が合わさるということで、普通に考えれば間違いのない組み合わせだと思いますが、蒙古タンメン中本シリーズといえばキレのいい激辛と旨味のバランスが特徴。エビを入れることで、どうなっているのでしょうか。

「辛味が強いので注意してお召し上がりください」という注意事項

具材としてもエビが入っています

おなじみの辛旨オイル付き

　ちなみに、蒙古タンメン中本シリーズでおなじみの「辛旨オイル」が別添になっており、これを入れることで辛さを調整できます。

　なお、辛旨オイルを入れないとまったく辛くないのかというとそうでもなく、デフォルトで辛い味付けになっています。なので、辛いものがほんとうに苦手、という人はオイル無しでもちょっときびしいかも。そんな方がこのカップ麺を買うかはわかりませんが……。

見た目に辛そうです。ちなみにオイルを入れなくても、ちょっと辛い味付けになっています

う〜ん、辛そう

　食べてみればわかりますが、辛旨オイルをすべて入れれば、さすがに激辛。シリーズの最大の特徴である、舌をビリつかせる辛味は健在。太めの油揚げ麺がスープに絡みやすいこともあって、口に入れたときのインパクトはバツグンです。

カップ麺にしては、麺はやや太め

　しかし、それ以上に驚かされるのは、エビの旨味と香ばしさでしょう。さすがは“海老味噌”とうたうだけあります。エビ粉末を使用していることもあって、しっかりとしたエビ感があり、辛味噌のスープとの相性はばっちり。甲殻類の旨味が加わることで、いつもの「辛い！味噌！」という雰囲気とは一味違います。

　一方、エビの風味がかなりしっかりしているため、その分だけ、辛さがマイルドになっている気がします。いや、もちろん激辛なのですが、そこに、ただエビの風味を入れました……というだけではなく、辛さもあり、旨味もあり、エビの香りと味わいもあり……と、各々の主張が共存しているというか、バランスがしっかりしているのです。