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インテル、ブロックチェーン専用チップを年内出荷へ

2022年02月14日 16時23分更新

文● MIT Technology Review Japan

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インテルは2022年後半に、ブロックチェーン専用のアクセラレーターを出荷する。暗号通貨のマイニング(採掘)に使われている従来のGPUよりも、1ワットあたり1000倍以上優れた処理性能を持つという。詳細は、2月20日から開催される国際固体回路会議(ISSCC)で発表する。

インテルは2022年後半に、ブロックチェーン専用のアクセラレーターを出荷する。暗号通貨のマイニング(採掘)に使われている従来のGPUよりも、1ワットあたり1000倍以上優れた処理性能を持つという。詳細は、2月20日から開催される国際固体回路会議(ISSCC)で発表する。 ブロックチェーンは、ビットコインなどの暗号通貨の基盤技術として知られるようになった。データを改ざん不能な状態で安全に共有できる技術として、NFT(非代替性トークン)でも注目されている。だが、マイニングには膨大な量の計算能力が必要であり、大量の電力を消費するため、持続可能性の観点から問題視されている。 インテルが今回発表したブロックチェーン専用アクセラレーターは、ブロックチェーンの暗号技術を支えるハッシュ関数である「SHA-256」ベースのマイニングに主に使われているGPUに比べて、1ワットあたり1000倍以上優れた処理性能を持つとする。初期顧客として、アルゴ・ブロックチェーン(Argo Blockchain)、ブロック(BLOCK、旧スクエア=Square)、グリッド・インフラストラクチャ(GRIID Infrastructure)への提供を予定している。

(中條)

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