Googleは2月2日、同社公式ブログに「Google のクチコミの仕組みについて」と題した記事を公開した。
Googleには世界中のユーザーから日々数百万件にのぼるクチコミが投稿されているが、その情報の有益性と正確性を保つためにGoogleがどのような作業を実施しているかの紹介となる。大量に投稿されるくちこみ情報に対して、Googleでは人間による微妙なニュアンスの理解と機械による情報の処理の両方を行なっており、とくに機械ではパターンの識別によって虚偽コンテンツや不正コンテンツの大部分を削除(不快なコンテンツ、トピックに関係のないコンテンツなど。投稿アカウントの履歴、不正クチコミが投稿される動機付けなど)。
機械によって問題ないとされたコンテンツに関しては、Googleのオペレーターチームが24時間体制でフラグが立てられたコンテンツを確認。ポリシーに違反するクチコミが見つかった場合は削除し、場合によってはユーザーアカウントの停止や法的措置などの対応を取る。また、コンテンツの確認だけでなく、潜在的な悪用リスクを積極的に特定して不正行為が行なわれる可能性を減らしているという。
とくに選挙といった多くの注目を集めるイベントが予定されている場合は、イベントに関連する場所や、ユーザーがマップで検索する可能性のあるその他の近隣のビジネスに対して高度な保護を適用。信憑性と信頼性が担保されたクチコミのみを公開するというミッションに従って不正行為のリスクがなくなるまで、これらの場所やビジネスの監視を継続する。
毎月10億人以上のユーザーがGoogleマップを利用していることから、利用者が目にする情報(特にクチコミ)は信頼すべき情報だと考え、同社では常にシステムを改善し、不正なクチコミを含む悪用をなくすために努力を続けているとしている。